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「年金・医療抜本改革が急務」

 宮崎政経懇話会の例会が、19日に県央地区、20日に児湯・西都地区であり、元首相秘書官で桐蔭横浜大学教授で、前衆院議員の江田憲司さんが「小泉政治の正体」と題して講演した。

 小泉首相は構造改革と称して、郵政民営化や道路公団改革に大きなエネルギーを使っている。しかし、世界一の速さで少子高齢化が進んでいる日本が、2、30年後に破たん国家にならないためには、医療・年金の抜本改革こそが真の構造改革だ。

 しかしながら「三方一両損」と言って行った医療制度改革は、数字のつじつま合わせにすぎず、年金改革でも「百年安心」と言いながら、まったく財源論がなされていない。このままでは、消費税の大幅アップによる重税感にさいなまれる社会になってしまう。小泉改革は、この現実を見据えていない。

 郵政民営化問題も、国民は、350兆円の郵貯と簡保が民間に流れると期待しているが、それは違う。この資金で、財投制度の原資である財投債を買い続ければ、民営化してもこれまでどおり公的部門に資金は流れる。小泉首相が今後は「財投債を買わない」と言えばすむことで、民営化とは関係ない話だ。国民を欺いている。


── (平成17年7月20日21日付 宮崎日日新聞記事より) ──  


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