石破首相、いずれ早い時期にお辞めになると思います
2025年7月22日 tag:
石破首相が続投表明したようですが、私は、いずれ早い時期にお辞めになると思います。
喫緊の課題が山積しているから、国政に一刻の停滞も許されないとか、政治空白を作るべきではないと言いますが、現実問題、実際上、党内の求心力を失った総理大臣が、そういう課題に対応する重要な決定ができるとは到底思えないからです。それが、私の政権、官邸における経験です。
思い起こせば、98年7月、当時の橋本首相が、参院選結果を受けて即断即決で退陣を決められ、私も阿吽の呼吸で同じ判断をしたのも、同様の理由からです。
既に自民党内から退陣を求める声が噴出しているようですが、その声は、8月1日に予定されているトランプ関税25%が実行に移された以降、加速度的に高まるでしょう。ここで交渉が妥結しない限り、米国は政治休戦、9月上旬のレイバーデイまで実質上の夏休みに入り、交渉自体が進まなくなるからです。
結果、政治空白をきたすべきではないという言い訳が通用しなくなり、その夏休み期間を利用して新しい総裁を選べば良いという流れになるわけです。
そもそもトップという地位は、いざという時、責任をとるためにもあるのです。衆院選、都議選、参院選と3連敗した執行部が誰一人責任をとらないというのは前代未聞で、それではディシプリン、組織の統制がとれません。これまでもそうですが、石破首相の世間から遊離度合いは尋常ではないですね。
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