首班指名への流れがほぼ決まりました
2025年10月16日 tag:
残念ですが、首班指名への流れがほぼ決まりましたね。先回りして言えば、21日の首班指名では、維新が「高市」と書くか、「藤田」と書き、いずれにしろ、結果的に、高市氏が決選投票で総理大臣に選出されるでしょう。
維新も10項目にわたる政策要求を自民党に出しているようですから、今後の両党間の協議で、どの程度の自民党の譲歩があるかどうか、それによって「高市」か「藤田」の選択が決まるということです。
維新は「副首都構想」と「社会保険料下げ」を重点項目にしているようですから、それにYesなら「高市」の可能性、その他、「定数削減」「政治資金規正法の改正」等で折り合えないなら、引き続き協議で「藤田」と書くわけです。
ただ、この場合、「自維連立」までいくかどうかは別問題です。この秋の国会から即、という可能性もあれば、追々、上記政策合協議の進展に応じて、来年のどこかで「連立」ということもあるでしょう。いずれにせよ、実質上、自維政権が誕生するということです。
ただ、考えようによっては、これで、ある意味、政界も少しはスッキリするのではないでしょうか。もう目は先に向けて、今後は、政権交代を目指して、立憲民主、国民民主、公明を中心に、野党連携を模索する協議を、一から進めていけば良いのです。
立憲と公明は、そもそも、理念や基本政策について親和性がありますし、国民民主との違いは、安全保障と原発が主なものですから、今度こそ、今回の反省を踏まえて、平時から、党首をはじめ、お互いの司司で公党間の信頼醸成に努め、双方の距離を縮めていく必要があるでしょう。
しかし、返す返すも残念だったのは、昨年秋の衆院選で与党過半数割れした以降、特に、党首間の信頼醸成を図る努力が、立憲側からされなかったことです。何度も申し上げていますが、こうした次元の話では、あたふたと「出たとこ勝負の党首会談」では、私の経験からしても、成るものもならないものなのです。
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