異例の休日審議になったのは、岸田首相の指示で、自民党が来年度予算案を強行採決しようとした結果、国会運営が混乱したからです。
前日は深夜まで本会議が開催されたため、ほぼ徹夜明けの質疑となりました。また、通常はNHK生中継があるのですが、異例の開催ということで、残念ながら、それもなくなりました。
来年度予算案は昨日、衆院を通過しましたが、その前提として、政治改革特別委員会が新たに設置されることとなり、引き続き、裏金問題の真相解明や二度とこうした問題が起こらないような政治改革の具体策について審議されることとなります。私もそこに積極的に参加してまいりたいと思います。
]]>TBS NEWS DIG
衆議院の予算委員会 異例の土曜日審議 2024年度予算案夕方にも衆院通過へ
深夜にまで及んだ与野党対立から一夜、衆議院の予算委員会では、野党も出席して集中審議が行われています。野党側は、自民党の二階元幹事長らが党から受け取った政策活動費が適正に使われているか、岸田総理が確認しないことを問いただしました。
立憲民主党 江田憲司 衆院議員
「自民党の幹事長は10億円使途不明金、使途分からないんだから、使途不明金でしょう政策活動費だって、企業に10億円の使途不明金あったときに税務署が来ましたと。企業の人が岸田さんが言ってるように、『適切に使ってますから確認するまでもありません』という言い訳通っちゃいますよ。そうでしょう。違いますか」
日テレNEWS NNN
異例の"土曜国会"で野党側追及続く 派閥裏金問題
そういう観点から、昨日の財務金融委員会では、この確定申告の初日に、財務大臣、特に国税庁に「一斉に税務調査に入る」というメッセージを国民に出すように強く求めましたが、「暖簾に腕押し」。このままいくと、税務行政は国民の信を根本から失い、破綻へと向かうでしょう。岸田政権の無法ぶり、脱税天国ぶりを下記の動画からご覧ください。
【江田けんじTV】
「一斉に裏金、政策活動費に税務調査を!・・・財務金融委(2/16)で国税庁に迫る」
テレ朝ニュース
自民の"裏金"に課税すべきと追及 きょうから確定申告スタートで野党
政治のニュース FNNプライムオンライン
「税金一揆起きる」「脱税天国」裏金問題で野党追及 政倫審開催へ自民が初協議...党内に危機感
ちょうど2月16日(金)から確定申告がスタートします。「なぜ数千万円もの裏金をもらって脱税にならないのか!」という国民の怒りが爆発しないかと心配しています。
その日は、私が所属する財務金融委員会が、今国会はじめて実質的に開催されます。そこで私も2年ぶりに質疑に立って、この問題を徹底的に国税庁や総務省選挙部に問い質したいと思います。
また、先にYouTubeにアップした【江田けんじTV】「検察は実質犯で、国税庁は脱税で立件を!・・・派閥裏金問題」に基づき、以下の質問主意書を内閣に提出しました。
■派閥からの還付金(キックバック)の税務上の扱いに関する質問主意書
■派閥からの還付金(キックバック)自体の違法性に関する質問主意書
なお、先に提出した「利益率の極めて高い政治資金パーティーに関する質問主意書」への答弁書が閣議決定を経て、送付されてきました。いつもながら、ぞんざいな答弁ですね。
【マスコミ出演】
■BS日テレ 「深層NEWS」出演動画(2月5日)
■【江田けんじTV】 (本当のことを聞きたいなら)
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今回の検察の捜査は、政治資金収支報告書への不記載という点に絞られ、ある意味、矮小化された世界での立件となりました。本来なら、脱税で動く国税庁も音無しの構えです。そこに、与党自民党への忖度はなかったのでしょうか?本当に現行法で立件や脱税を問えなかったのでしょうか?
私にはそうは思えません。法律というのは、社会通念、社会常識に基づいて解釈されるべきものです。今回の動画は、その強い問題提起です。ポイントは、派閥からキックバックされたお金は、政治資金規正法で禁止されている「政治家個人への寄付」に当たる可能性が高いということです。是非、皆さんのご意見をお聞かせください。
【江田けんじTV】
検察は実質犯で、国税庁は脱税で立件を!派閥裏金問題・・・本当のこと聞きたいなら江田けんじ/目からウロコの政治講座#35
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派閥から政治家に裏金を渡す時には、「これは収支報告に記載しなくて良いから」(すなわち、政治団体の収入にしないで良いから)と言って渡すので、そのお金は政治家個人のものという認識のはずです。現に、そう言っている安倍派議員もいます。
と言うことは、寄付違反の実質犯が(不記載罪だけでなく)、渡した方にも受け取った方にも成立し、しかも、そのお金は脱税にもなりうるわけです。
それを一斉に政治団体への収入として訂正をすれば、すべて無罪放免となるのは如何にもおかしい!こんなことを許してはいけません。
今回の動画は、これに加えて、もう一つの視点を提供するものです。皆さん、どう考えますか?
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派閥裏金パーティー、不記載罪だけか?・・・本当のこと聞きたいなら江田けんじ/目からウロコの政治講座#34
是非ご覧ください。
民間なら「脱税」「横領」に問われる事案です。こんな社会的不正義を絶対に許すことはできません。
司法に限界があるというなら、この26日開会の国会で徹底的に「政治と金」のウミを出し切っていかなければなりません。
まず、捜査を理由として説明を拒んできた自民党は、総裁主導の下、「裏金システム」を誰が作り、その裏金を何に使ったか、しっかりと説明責任を果たすべきです。
そして、刑事責任は問われずとも、その政治的責任を明確にするためにも、金額の多寡にかかわらず、当該議員らを党として厳正に処分すべきです。
また、「派閥の解消」で問題をすりかえず、政治資金規正法を改正し、会計責任者が立件されたら議員本人も刑事責任を負い(連座制)、その罰則も強化することが必要です。
さらに、そもそも政党助成金を導入した時の国民との約束、企業団体献金を政党も含めて全面禁止すべきです。形を変えた企業・団体献金=資金集めパーティの禁止はもちろんです。政治スキャンダルは常にこの企業団体献金をめぐって起こってきたのです。
「政策活動費」。政党幹部個人に億円単位で党からカネ(税金を含む)を支出し、その先の使途は明らかにしなくていい、領収書も要らない、こうした不明朗な政治資金の支出も廃止する。
ここまでやらないと、また「いつか来た道」、政治と金をめぐるスキャンダルが絶えることなく、政治への国民不信を増幅することになるでしょう。
]]>案件は違いますが、大蔵省過剰接待スキャンダルの時、最強権力官庁に検察がガサ入れし、逮捕者まで出しましたが、後に、お互い立場を離れて随分経った頃、熊崎特捜部長(当時)に「日頃、予算や税務情報等でお世話になっている大蔵省を良く検挙できましたね」と聞くと、「検察内に反対は強かったが、当時の検事総長に直訴して実現出来た」とお答えになりました。
ただ、当時も「トカゲの尻尾切り」と批判されたように、逮捕者が大蔵省の課長補佐一人と日銀課長に止まったのには、その裏に大きな闇があるのです。
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