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2008年度 2007年度 2006年度 2005年度 2004年度 2002年度
[15/Dec/03]

 独裁者サダムフセインが拘束された。イラクの自立復興へ向けて、エポックメーキングな出来事だ。是非、この好機を活かして、国際社会が一致して取り組める体制づくりに努めてほしい。そして、フセインの極悪非道の罪を、公開の法廷の場で明らかにして欲しい。もちろん、大量破壊兵器の存在の有無等戦争の正当性の問題も、国際法の観点から徹底的に究明すべきだ。

[10/Dec/03]

 ついに、小泉首相がイラクへの自衛隊派遣を正式に決断した。一国のトップリーダーの苦渋の決断であろうから、ここでは、あえてとやかくは言わない。しかし、この国の将来を左右する、死命を制するような決断であるから、当然、いかなる結果にも責任を負う覚悟でろう。そうでないと言うなら首相失格だ。いずれにせよ、ルビコン川を日本は渡ってしまった。その評価は、時間の経過、歴史のみが厳然と下すであろう。

[08/Dec/03]

 痛ましい二人の外交官の犠牲は、誰のせいか。日本人全体が、その意味するところを、それぞれの立場で考えるべき時だ。私には、今、日本が分水嶺の上に立っているような気がしてならない。イラク戦争の大義は何だったのか。イラク攻撃への国連決議も、国際社会の総意もなく、正当化事由だった大量破壊兵器も未だみつからない。自衛隊を派遣する根拠法たるや、「非戦闘地域であって武力行使はしない」から憲法違反ではないという、イラクの実態を全く無視した「机上の空論」法。派遣すれば、戦闘行為に巻き込まれ、外国で戦後初めて武力行使を余儀なくされる可能性の高い自衛隊。なのに、「正当防衛の範囲」でした応戦できない?!今度こそ、犠牲者が出れば、こんな杜撰な法律に基づき自衛隊を派遣した責任は、一国のトップリーダーにあるとしか言いようがない。

[12/Nov/03]

 選挙後、励ましのメールやファックスを多数いただいています。支援者の方々に、二度とこんな気持ちを味あわせたくない、捲土重来の気持ちは落選直後から決まっていましたが、私以上に、支援者のお気持ちが熱いことに感動しました。「試練は、それを乗りこえられる者のみに与えられる」、私が一番勇気付けられた言葉です。本当にありがとうございました。

[25/Oct/03]

 選挙に誹謗中傷は付き物だが、情けないことだ。「ちゃらちゃらテレビに出ている」というのがそれだが、日曜朝の番組出演は国会活動に何の支障もないし、むしろ、20代、30代の若い人に、政治を身近にわかりやすく話し、説明責任を果たすことは、政治家としての当然の責務だと考えている。私自身は、これまでどおり、他陣営の批判は一切せず、自らの主張を堂々と訴えていきたい。

[12/Oct/03]

 衆議院が解散された。紫の袱紗に包まれた天皇陛下の解散詔書を持った官房長官が、うやうやしく議長にそれを渡し、共産党と社民党以外の議員は全員起立して、「憲法第七条に基づき衆議院を解散する」との議長の言葉を聞く。その途端、万歳の合唱があるのだが、私には、どうしてもその意味がわからず、万歳の代わりに拍手をした。思えば十数年前、私は官邸で、この事務を担当していた。

[08/Oct/03]

 藤井道路公団総裁が辞表提出を拒否した。予想外の出来事で石原大臣もびっくりしただろう。何のための日曜日五時間にわたる会談だったのか。甘く見ていたとしか言いようがない。選挙にあわせて切るタイミングを計っていたら、とんでもないしっぺ返しをされたということだろう。大臣の力量が問われる。一日も早く解任して、速やかに分割民営化の道筋をつける新総裁を民間から登用してほしい。

[30/Sep/03]

 9月29日、衆院本会議での代表質問があった。菅直人氏はまったく原稿も持たず、議場を見据え30分間、途中淀みもなく、とうとうと持論をまくしたてた。さすがにここまでくると立派。一方の小泉首相。つぼにはまった郵政三事業の民営化のくだりでは、いつもように目をみはる大演技があったが、その他は、目を原稿に落とし、蚊の泣くようなぼそぼそとした声。お互いの特色をよく出したやりとりだった。

[23/Sep/03]

 小泉改造内閣が発足した。竹中大臣の留任で、政策転換はしないという決意はいい。ただ、参院からの入閣は青木氏の言うとおり。財務大臣、外務大臣、経済産業大臣、文部科学大臣、総務大臣などは、とても適材とは言えない人選だ。その中で石原国土交通大臣は、まさに正念場だ。道路公団総裁の更迭は既定路線だから、初っぱなはいい。しかし、これまで「権限がない」と逃げ、抵抗勢力と折り合いをつけてやっていた石原氏にとっては、今年中の道路公団分割民営化法案は待ったなし。期待せずに見守りたい。

[09/Sep/03]

 最近、NPOと株式会社方式の老人介護施設を見学し、お話を伺う機会があった。世界一の少子高齢化で、今後益々医療や年金、福祉にお金が必要な中で、こういった民間、市民レベルでの努力を大いに評価したい。国や県からお金が出る特別養護老人施設と違い、創意工夫やきめ細かいサービスの提供が可能だという利点もある。ただ介護保険が、こういった形態に充分対応していない面もあるので、国会議員として改善にも努めていきたい。

[02/Sep/03]

 私が毎週出ている「サンデージャポン」。人によっては「早く降りたら」という人もいれば、「裏番組のサンデープロジェクトのほうが江田さんに合っているのに」とも言われる。確かに、サンプロは本来の私の世界だが、所詮「同質性の世界」。サンジャポは私にとっては鍛錬の場。時にはとんでもないことを平気で言うメンバーもいるが、「異質」を消化して如何に受け入れるかも政治家の資質。いろんな人と会話が成立しないと政治家は務まらないと思う。

[25/Aug/03]

 国家公務員倫理法違反で処分された役人が、38件62人。この法律は、許認可や補助金の相手先と酒食やゴルフ、旅行に行ったりすることを禁止する法律だが、近頃は、厳しすぎると評判が悪いらしい。「酒を入れないと本音の話ができない」というのは、日本男性社会の文化?だったことは事実だが、税金で養われている役人は、やはり「卒業」すべきだ。ちなみに、この法律は、大蔵・金融スキャンダル等が吹き荒れた98年、私が当時の橋本首相に建言して成立させたものだ。

[21/Aug/03]

 イラクの国連現地本部が爆破され、将来を嘱望されていたデメロ特別代表がなくなった。この事態を受けて、政府は早速、自衛隊派遣の前提となる調査団の派遣さえ先送りにするようだ。このHPでも度々指摘してきたことだが、これで、いかに「イラク支援法」が頭の中で考えただけの「机上の空論」法であるかが証明できただろう。それにしても、戦争は戦争を生む。「戦争が平和だ」路線のブッシュ大統領は何を思う(思わないか)。

[06/Aug/03]

 大学での集中講義が始まった。私の学生時代には考えられないことだが、夏休み期間中というのに、二百人近い学生が聴講してくれている。さすがに、これだけ数が多いと、膝を突き合わせて双方向で、というスタイルには中々いかないが、その熱意にできるだけ応えたいと思っている。科目は「行政学」。私は学者ではないが、そこは首相官邸時代の経験等をおりまぜ、学生諸君の興味が持続するよう工夫していきたい。

[25/Jul/03]

 民主党と自由党が合流するという。小沢自由党のなりふり構わぬ生き残り策だ。菅民主党としても、次期総選挙で、政権交代のための受け皿づくりをしたいという気持はわかる。しかし、私が常々言ってきたように、それは、あくまでも理念・政策軸で一本背骨が通っていなければ、「野合」との誹りを免れない。合流後の新民主党が、外交・安全保障や行革、経済や福祉政策で、具体的な「政権マニフェスト」を打ち出せるか。あるいは、小沢自由党分子が「トロイの木馬」となり、民主党分裂の引き金になるか。しばし静観したい。

[22/Jul/03]

 辻元清美前議員が逮捕された。「なぜこの時期に?」という声も多いが、辻元氏の捜査非協力、何よりも、彼女の次期衆院選出馬の最近の動きが、「反省なし」と捜査当局の琴線に触れたのだろう。それにしても土井社民党党首の「居座り」はいただけない。あれだけ、他の政治家のけじめに厳しい発言をしてきた方が、自分の身に火の粉がふりかかってきた途端、「自分に甘く」では、今後、ご自身の政治活動も、恥ずかしくてできないだろう。加藤紘一氏も、井上前参院議長も、昨年、秘書の不祥事の責任をとって、議員辞職している。逮捕された五島氏と土井党首は、誰もが認める「一心同体」だった。

[17/Jul/03]

 北川前三重県知事、佐々木東大総長等が代表で再発足した「21世紀臨調」とタイアップして、超党派の議員会議「マニフェスト(政権公約)推進会議」が立ち上がり(7/17)、私もそのメンバーに選ばれた。無所属議員では私一人だ。本来、議会制民主主義は政党政治。しかし、私のような議員が生まれるのも、極度の政党不信、政党の機能不全が原因だ。政党政治建て直しのためのマニフェスト大いに結構。私が胸を張って入れる政党ができれば良し。さもなくば、いっそ、この場を利用して新党を作ってしまえばいい。

[08/Jul/03]

 今年行われた国会議員の政策秘書の国家試験に、私の質問主意書が出題されたそうだ。イラク戦争の正当性を問う3回にわたる質問主意書の一部だ。題材は、他には党首討論だったそうで、それと並ぶ扱いには何だか面映い。私のボランティアの一人が実際試験を受けて教えてくれたもので、「それじゃあ、江田けんじを応援した甲斐があったでしょ。当然、合格?」と聞くと「?」。ただ、一生懸命取り組んだ仕事が評価されるのは、やはり、うれしいものだ。

[30/Jun/03]

 先日、我々「自立した議員をめざす会」は、「政治とカネ」の問題で、民主党内にある同じような議員集団「自律した政治をめざし行動する会」と初めて意見交換した。原口一博、河村たかし、野田佳彦、細野豪志議員等15名で構成される会だ。今後は、「企業団体献金の全面禁止」に向け、議員立法を共同でめざしていくこと、改革に逆行する与党の政治資金規正法改正案に断固反対していくこと、日本では育たないと言われている個人献金の促進方策等の検討を行っていくこと、等で合意した。また、次回の会合から、我々の会に、黒岩宇洋参院議員が加入し、計6名となる。

[26/Jun/03]

 小泉首相になって、「常識で判断する」、「その時の気分で」といった、情緒的な国会答弁、発言が目立つ。そう言いながら、重要な、もっと詰めなければならない、日本の将来を決めるような重要な問題が、議論も深まらず平気で決まっていく。テロ特措法でもそうだったし、今審議中のイラクへの自衛隊派遣でもそうだ。米国でも英国でも、イラクで大量破壊兵器の発見が未だないことが大問題になっているのに、日本では、小泉首相の「イラクは疑しいとみんな言っていた」で済む。「疑わしきは罰せず」が近代刑法の常識なのに、である。しかし、首相も首相だが、これは今の日本の病巣でもあるのではないか。

[20/Jun/03]

 我々「自立した議員をめざす会」が実施した「政治とカネ」全議員意識調査の結果がまとまった。本来は、このような国民の関心が高く、重要な調査については、議院か大政党(与党)が行うべきだ。ことに、年間300億円を超える政党助成金をもらっている政党は何をしているのか。今回、やむにやまれない思いで、我々無所属議員がポケットマネーで実施したが、そのような性質の問題ではない。そのささやかながらの調査(一枚紙)にすら、再度の期限延長、お願いにもかかわらず、低回答率(14%)。このことが端的に、今の「政治とカネ」を巡る問題状況を表している。与党の進めている政治資金の不透明化の動きも含めて、「道遠し」と言わざるをえない。

[07/Jun/03]

 過日の米国に続いて、フランスの公使が話を聞きたいと、わざわざ私の議員会館の部屋まで来られた。経済協力の仕事や総理秘書官時代を通じ、何度もフランスを訪ね、また、親日派のシラク大統領とも何度も会っている私としては親しみがわく。話は、私の無所属の理由、小泉政権の改革の現状と行く末、イラク戦争のフランスの立場、北朝鮮問題等々に及び、楽しく有意義な意見交換ができた。最後には、食事の誘いまでいただき、私のワイン好きを知ってか、「ボルドー派?ブルゴーニュ派?」との問いも。私からは、「今の日本で一番の改革は何か知っていますか?」、「それはフランスの外務省と日本のそれを交換すること」と申し上げておいた。

[02/Jun/03]

 「自立した議員をめざす会」は、今後会員拡大の方向だが、単に数を増やせばいいとは考えていない。あくまでも、企業団体献金は今後一切受け取らない、各種利益・圧力団体から選挙の時に推薦、支援を受けない、という「自立」基準に合致した議員だけ入会を認める方針だ。そうすることで、少なくとも有権者の皆さんに、このグループに属する議員は、カネの問題ではクリーンというメッセージを送ることができる。
 ただ、過去は問わない。これまで、企業献金を受け取っていた人も、これからは受けないということであればOKだ。要は、これからが大事。単に「自立した」でなく、「をめざす」としたのは、そういう趣旨である。

[30/May/03]

 「自立した議員をめざす会」を発足させた。私が、選挙の時に公約した「新しい政治のうねり」のささやかながらの第一歩だが、詳細はHPにUPしているので、ご覧いただきたい。注目してほしいのは高橋紀世子参院議員。皆さんになじみのない方かもしれないが、ご尊父はあの三木元首相。言うまでもなく、「政治とカネ」の問題については、極めて厳しく身を律した方だ。我が会にふさわしい、大変頼もしい人を得た。

[11/May/03]

 NHK出版から、「首相補佐官」(国家プロジェクトに賭けた男たち)という本が出版された。日米の沖縄返還交渉から小泉電撃訪朝まで、その裏舞台で首相を支えた補佐官たちの物語だ。面映ゆいが、不肖私も登場する。「首相補佐官型秘書官・江田憲司−その理想と現実」として、行革を巡る権力闘争が描かれている。面識はなかったが、著者(中見利男氏)が同郷ということもあって、ついつい口が軽くなったようだ。少し反省している。お時間があれば、書店で手にとって見ていただければ。(記述中、政権終了後すべての職を辞し、私が「ハワイは表向きで、実はタヒチに渡った」というくだりがあるが誤り。あくまでもハワイです。)

[23/Apr/03]

 新事務所のお披露目も終わり、やっと腰を落ち着けて政治活動に打ち込める体制が整った。スタッフ一同の願いは、地域に根ざした、明るくさわやかな事務所でありたいということだ。近くに来られた方が気軽に立ち寄っていただけるよう、従来の政治家の事務所とはひと味違う雰囲気作りに務めたい。その意味で、建物の外観も一工夫したつもり。また、オープン特別企画で、青葉区在住の画家、嶋田道子さんの個展も開催中。是非、ご来場ください。

[15/Apr/03]

 都知事選は、石原慎太郎さんが三百万票以上の得票で当選した。今回の大量得票で、またぞろ「総理待望論」が出てくるだろうが、私は「都知事で一番輝く人」だと思う。氏の突破力、ダイナミズムは捨てがたいが、その超タカ派の外交・安全保障観では、中国や米国をはじめ国際関係がもたない。石原新党で国政に風穴をあけてほしいという思いはあるが、やはり、「東京都から国を変える」を、都知事として是非実践していただきたい。

[27/Mar/03]

 北朝鮮の脅威に備えるためには、日米同盟をゆるがせにはできない。これが日本政府のイラク戦争支持表明に対する世論の「やむをえない」とする理由らしい。小泉首相の説明が効を奏した格好だが、本当にそうだろうか。イラクは日本を米英に次ぐ第三の敵としているから、今後は日本へのテロの危険性は確実に高まるし、今度は自分だと考える北朝鮮は核武装に走るだろう。日米同盟が大事と言っても、それが現実に必要な時というのは、我が国に弾道ミサイルが飛んでくる時だ。それだけの覚悟があっての「やむをえない」ならやむをえないか....。

[24/Mar/03]

 とうとう戦争が現実のものとなってしまった。バクダッドが空爆される様子をテレビの画面で見ながら、まさかこんな国際法違反の、大義なき戦争を米国が本当にするはずがないというかすかな望みがうち砕かれた驚きと、それに対してどうすることもできない無力感。そして、そんな戦争をいとも簡単に支持してしまう政権を、今こんな重要な時にいただいているという不幸と悲しさ。人間の本性はかくも罪深いものなのかと思うと、しばし言葉もなく呆然としていた。

[19/Mar/03]

 日頃から親しい無所属議員有志(田中甲、川田悦子、山村健各議員)で、「イラク攻撃反対」声明を出した。もちろん、日本政府の迅速な(?)支持表明にも反対である。一番の懸念は、これで世界が無法(無秩序)状態になること。自分勝手に理屈をつければ戦争も可となれば、この世界は「弱肉強食」の時代に突入する。

[17/Mar/03]

 いよいよイラク問題が最終局面を迎えようとしている。私もいろいろな機会を利用して「査察継続支持。現段階での武力行使反対」を訴えているが、国民に十分な説明責任も果たさず、ひたすら米国支持を打ち出す小泉政権に、無力感を感じざるをえない。外交や安全保障の勉強もせず、外務大臣や議員外交も経験していない首相では、外務省の「日米同盟」一辺倒の姿勢に言葉がないのだ。国際経験が豊富であってはじめてその国際「相場」、「勘どころ」というものがわかり、丁々発止の首脳外交にも伍していけるのに、そのはるか手前の次元ではお話にならない。あらためて「首相の資質」というものを考えさせられる今日この頃だ。

[13/Mar/03]

 私もテレビ出演は多い方だが、こんどクイズ番組(日テレ「国民の常識」)をはじめて経験した。正直言って、「恥だけはかきたくない」という思いで大変疲れた。案の定、思わぬ間違いもして冷や汗しきり。硬派の番組だけでなく、なるべく「政治を身近にわかりやすく」ということでバラエティー番組にも出ているが、ふとチャンネルを合わせると、某番組では、国会議員がジャージー姿でジェスチャーをやっていた。ここまでは絶対やりたくないが、是非、という要望に応えて、こんどはTBS「オールスター感謝祭'03春 超豪華!クイズ決定版」(3/29夜)に5時間生出演する。

[06/Mar/03]

 初めて質問主意書を出した。内容については、上記「最近の活動報告」を参照してほしいが、これまでは政府で回答を書く側だっただけに、時の流れを感じる。回答は案の定、曖昧な、逃げの答弁に終始しているが、おぼろげながら政府の意図が透けてみえる。「日米同盟」、「テロ特措法」と環境整備をしてきて、今度は、米国の国連決議なしのイラク攻撃に支持を与える。その根拠は、98年当時の米英が引用した湾岸戦争当時の古い決議だ。今週の直言「無所属で何ができるか」でお約束したとおり、今後も節目節目で質問主意書を提出し、政府をただしていきたい。

[04/Mar/03]

 はじめて本会議で記名投票なるものを経験した。あの、議員が、白票(賛成票)、青票(反対票)を持って、壇上に向かって堂堂巡りをする光景でおなじみだろう。私の場合は議席番号が一番。真っ先に名前を呼ばれ、先頭を切って一番で投票する。否が応でも全議員の注目が集まる。ましてや、初当選、無所属の江田が、予算案に賛成するか反対するか。青票を投じると思わず民主党席から拍手。席に戻っていると、投票を終えた森前首相がにやにやしながら「君反対か。もう破門だな」と茶化していく。他の自民党議員からも「がっかりした」。これが政治の現場だとあらためて認識した。

[28/Feb/03]

 どうも理解しがたいのが、自民党の神奈川県知事選候補者選びだ。この前まで、財政再建のためには、専門家である財務官僚が一番適当と言っていたのに、それが駄目になり、今度は民間人を擁立ということになると、企業家としての経営感覚が求められている、となる。どうやら、誰かさんが言っていたように、県政のボスの意のままになる人、というのが第一条件のようだ。

[25/Feb/03]

 新しい日銀総裁が決まった。いずれも私が政権にいた時の話だが、福井氏と言えば、元日銀副総裁で、過剰接待問題の責任をとってお引き取りいただいた方だ。副総裁の武藤氏と言えば、当時、大蔵省官房長で、「もうない」と国会で答弁したあとで、ぞろぞろ大蔵スキャンダルが発覚し、その責任をとって、官房審議官に格下げされた人だ。その後なぜか、小泉政権で大蔵次官まで登りつめたが、「官僚は結局責任をとらない」を地でいっているような人だ。それを認める政治も政治だが、この先、この接待汚職コンビが、日本の金融の舵取りをすることになる。

[18/Feb/03]

 神奈川県知事選が迷走している。さすがに自民党が民主党国会議員を担ごうとした動きは、本人の辞退で実らなかったが、民主党議員候補が民主党を堂々と名乗れないこととあいまって、益々「政党メルトダウン(融解)」が進行していると言えよう。神奈川県は、傘下に政令指定都市である横浜市と川崎市を抱え、権限がその部分すっぽり抜けているため、まず魅力がないこと、巨額な財政赤字を抱え、就任当初から苦しい県政運営を強いられること、加えて、県内一万ヶ所以上にポスターを貼ることも含め、選挙運動に多大な資金と労力がかかること等から、現実問題、なり手がいないという状況になっている。しかし、腐っても神奈川県。こういう苦難を乗りこえて、よしやってやろうという志の高い候補者が出てこないものだろうか。

[16/Feb/03]

 いつもながらの日本政府の迷走である。日米同盟が大事なら、国連決議なしの米国のイラク攻撃を支持と言えばいい。それがいやなら、「当面は査察継続」がベターぐらい言ったらどうか。しかし、小泉首相は「14日の査察報告を見極める」と逃げの一手。案の定、14日の安保理の大勢は「査察継続」だった。査察でいい結果が出始めているのだから当然の結果だ。官邸にいた私には、内部の議論の状況が手にとるようにわかる。いつもの外務省の「事なかれ主義」だ。このような重要な問題で自らの意思を表明できない首相、政府。情けない思いでいっぱいだ。

[11/Feb/03]

 田園都市線沿線の情報誌「Piso」に私の対談シリーズが連載される。毎月発行の無料情報誌だ。初回として、川崎で学習塾を経営されている豊島さんと「教育論」を戦わせた。くわしくは、Piso誌上でお読みいただきたいが、氏によると最近の子供には、三つの「できない」があるという。(1)マネができない、(2)プラン&チェックができない、(3)挨拶ができない。やはり、その責任は家庭、親御さんの躾けにあるという。

[06/Feb/03]

 元国連大量破壊兵器査察官スコット・リッター氏の話を聞く機会があった。氏は、元軍人、米国人でありながら、今は、イラク攻撃反対を説いて回っている人物だ。日本はどうするべきか、との問いに「友人が酔っぱらって車に乗り込もうとしている。見過ごせば崖下に落ちるなら、車のキーを取り上げるのが本当の友人だ」との答えがかえってきた。

[01/Feb/03]

 小泉首相の施政方針演説を聞いた。政権発足二年弱でこうまで変わってしまうのか。一言でいって、歴代総理演説に比べても、事務的、無機質、官僚的。最重要課題の経済金融政策に新味なし、パンク寸前の医療年金、政治とカネの問題に方向性なし。危機が迫った国際情勢に戦略なし。あの就任当初の小泉節は一体どこにいってしまったのか。愕然。

[29/Jan/03]

 米国大使館の公使(経済担当)が、わざわざ議員会館を訪ねてきた。やはり「小泉構造改革」の行く末が気になるらしい。日本経済の浮揚のために、米国が小泉首相に、どんな注文を出したらいいかと聞くので、「大胆な規制の撤廃」と「予算の中味の抜本的組み替え」と指摘しておいた。また、キーポイントは株式会社とNPOをいかに各種分野で活用するか。その意味で、ほとんど成果のない小泉改革の現状では、いつまでたっても景気は良くならない、やはり、早期解散で政界再編しかないという結論に。

[23/Jan/03]

 補正予算案に対する代表質問が終わった。何よりも気になったのが、首相答弁の内容よりも、首相の答弁資料棒読みだ。しかも、時間を急ぐ余り、とても早口で発音不明瞭。聞き取りにくい。首相就任当時の、丁々発止の口角アワを飛ばすような、自分の言葉で話すスタイルと、どうしてこうも違ってしまうのだろうか。政治に一風の感動を呼び起こしてくれた小泉スタイルは、完全にメッキが剥がれたようだ。

[18/Jan/03]

 自民党推薦の神奈川県知事候補が突然、立候補を辞退した。賢明な判断だと思う。とにかく、神奈川県知事は、次代を担う、それにふさわしい人物でなければ。あの長野県ですら(失礼!)、とんでもない(重ねて失礼!)知事が「改革」を進めているのだ。「小泉改革を地方から支える」なんて次元ではない。地方から、神奈川から、あのどうしようもない国政を変えてやる、ぐらいの気概の人物でなければ困るのだ。私は、国政から徹底した地方分権を訴える、ただ、その先には「市民自治」、「市民政府」を、知事や首長には本当に実現してもらわなければならないのだ。それが「政官業の癒着」を打破する唯一の道なのだから。

[10/Jan/03]

 4月の神奈川県知事選を巡って、またぞろ、懲りない面々がうごめいている。自民、民主等の「談合」による候補者選考が、さすがに頓挫したと思ったら、案の定、「出来レース」の意中の人物が早々に明らかになった。一部報道に寄れば、自民県連会長の個人的趣味で財務官僚が擁立されるという。ここまで国をおかしくしたのは誰のせいか。小泉改革が遅々として進まないのは財務官僚の包囲網のおかげではないのか。「財政再建に適材」?じゃあ、ここまで財政を悪化させた今の県知事はどこの出身か。自分の意にままに動く人物が、表向きの化粧をして、また担ぎ出されるのなら、絶対阻止しなければならない。

[7/Jan/03]

 今年は、いろいろな意味で「日本没落」か、「生き残り」か、決着がつく年のような気がする。25年後の世界を米国国防省が予測しているが、アジアでは中国が一番の経済・軍事大国。次はインドということらしい。あのカルタゴのように、ローマ帝国に滅ぼされることはないにしても、それに等しい三流国に成り下がるか。政治や官僚が悪いのはもちろんだが、そう批判ばかりしているだけのマスコミや国民では、お先は暗い。最初の本で書いたことがある。「政治は国民を写す鏡」、「族議員を批判するが、そのバックには族国民がいる」。

2008年度 2007年度 2006年度 2005年度 2004年度 2002年度
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