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[06/Dec/04]

 臨時国会が終わりました。何か記憶に残る成果があったでしょうか。皆さんの印象はどうですか? 政治とカネの問題も、結局、政治資金規正法の改正は実現せず、サマワの自衛隊の派遣延長も、12月14日が期限ということで、またぞろ、国会での議論抜きに決まるようです。新潟県中越地震への被災対策でも、補正予算や家屋の復旧にかかる特例措置法も検討すらされませんでした。これが、今の国政の現状です。

[12/Nov/04]

 新刊「小泉政治の正体」に、思いもかけない人から、お褒めの言葉をいただいた。政治評論家の森田実氏からで、氏もことわっているように、基本的考えは異なり、日頃、おつき合いもなかったにもかかわらず、わざわざ羽田空港の書店で買い、お読みいただいたという。舌鋒鋭く、辛口のコメント知られる同氏にご評価いただいたことは、ことのほかうれしい。また、最近はご無沙汰している岩見隆夫氏にも、コラムで引用していただいた。ここに感謝の意を表したいと思う。

[31/Oct/04]

 イラクで拘束された日本人が殺害された。今回は、スンニ派の跳ねっ返りグループの仕業ではなく、アルカイーダ系のザルカウイ派の犯行だ。新刊本でも指摘していたとおり、殺害は、残念ながら、予想されたことだ。かといって、テロリストの要求を飲む形での自衛隊撤退はできない。しかし、駐留を続ければ、また、こういった事態が起こる。まさに「引くも地獄、進むも地獄」だ。為政者は、こういう事態も当然想定した上で、国策を決断しなければならない。

[25/Oct/04]

 新潟の大地震の被害が広がっている。是非、政府には、警察、消防、自衛隊等一丸となって、被災者の救助、復旧作業等を迅速に行ってほしいが、そこで、はっきり「邪魔」なのが、各政党の対策本部だ。実情把握と支援と称して、単なる後々の言い訳のために、何もしないのに(できないのに)各党別々にヒアリングや現地調査を行う。現場は、猫の手も借りたいぐらいのてんてこ舞いなのに、それへの対応で人員が割かれる。本末転倒だ。落ち着くまで、静かにしておいてくれ!

[20/Oct/04]

 橋本元首相には、「1億円ヤミ献金問題」について、是非、国民に十分な説明責任を果たしてほしい。やましいことがないなら(私自身は、94年から98年にわたって日々接した経験から、そう信じているが)、政倫審だけでなく、参考人質疑でも証人喚問でも応じるべきだ。それにしても、現行法上違法なのは、「1億円」の授受そのものではなく、あとでそれを帳簿に付けなかったこと。にもかかわらず、村岡氏の在宅起訴が、授受の現場にいなかったからという理由だけで、本人弁明のように、何か冤罪のような報道をするマスコミには、いつものことながら、困ったものだ。

[01/Oct/04]

 官邸で拉致問題担当だった中山参与が辞任した。マスコミでは諸説紛々だが、体よく官邸から追い出されたというのが真相だ。彼女の対北朝鮮強硬路線が、小泉首相やその周辺から疎んじられたということ。この前の再訪朝を誰がどのルートでセットしたか。それがわかれば、「出る杭が打たれ」た真相がわかる。ご推察のほどを。

[27/Sep/04]

 プロ野球の混乱が収拾された最大の要因は、楽天の参入だ。しかも、裏で完全に話しがついたことを物語っている。これでダイエー問題も当面吹き飛んだ。この結果、100%、新規参入は楽天となり、ライブドアは完全なピエロ役を演ずることになる。本拠地を仙台にぶつけたことも象徴的。オーナー側の、一球団しか認めないという強い意志の表れだ。どこの業界も、多かれ少なかれそうだが、既成秩序に従う者だけが仲間入りを許される。

[24/Sep/04]

 小泉首相が、国連総会の演説で、常任理事国入りの意志を強く表明したが、これは、イタリア、パキスタン、アルゼンチン問題でもある。今回も、有力候補四カ国、日本、ドイツ、インド、ブラジルが共同戦線を張ったが、先に挙げた国々は、その地域のライバル国であるからだ。あちら立てればこちらが立たず。これでなかなか結論が出ないというわけだ。

[22/Sep/04]

 宮内オリックスオーナーにレッドカード! この人は、その改革の志を買って、私も含めた当時の官邸が、規制緩和委員会(現総合規制改革会議)の長に抜擢したのだが、病院や学校、農業経営には新規参入(株式会社)を厳しく求めながら、自分(野球界)のことになると、打ってかわって閉鎖的。「自分に甘く他人に厳しく」をまさに地でいっている人だ。その正体を見抜けず任命した我々の不明を恥じるが、即刻、議長は辞任願いたい。

[16/Sep/04]

 自民党の政治資金団体、「国民政治協会」への迂回献金は根の深い問題だ。自民党は公式には否定をしているが、そういう慣行があることは公然の秘密。この団体を噛ませることで、贈賄側の業界と収賄側の政治家の関係を表向き絶つことができる。こうした贈収賄罪の成立を尻抜けにする行為は断じてゆるされない。しかし、検察も本気でやれば、政権政党自民党がぶっ壊れる話。情けないことに、立件は断念ということのようだ。

[05/Sep/04]

 ロシアで悲惨なテロが続いています。折しも、米国では共和党大会が開かれ、そこでブッシュ大統領は、「世界は、米国は、より安全になった」と胸を張りましたがとんでもないことです。私は、イラク戦争開戦前後に、小泉首相に三度にわたり質問状を出し、また、イラク戦争反対声明も同僚議員と出しました。そこでは、「正当性なき武力行使は、冷戦後の世界秩序の崩壊につながる。その結果、民族や宗教等に起因する地域紛争やテロ行為の多発を助長し、ひいては我が国の安全に脅威を及ぼす。」と主張しました。イスラエル・パレスティナ紛争の激化も含め、悲しいことに、それが現実になってきたとしか思われません。「世界のリーダーたるアメリカすらが法を破る」、この意識がテロリストを鼓舞している面は否めないと思います。

[31/Aug/04]

 ブラジルのマラソン、デリマ選手は、金メダル以上のものを手に入れたはずだ。だって、皆さん、イタリアの優勝した選手の名前、言えますか?それだけ世界中に記憶に残る選手となった。スポーツマンらしい、すがすがしい、アクシデント後の走りだった。おめでとう!

[25/Aug/04]

 アテネオリンピックの日本勢の快進撃、大したものだ。四年前のシドニーの時も書いたが、「オリンピックの感動、政治の無感動」(今週の直言[17/Oct/00])。誰がどう評価しようがしまいが、結果がすがすがしく報いてくれるスポーツ。それに引き替え「政治」は、と考えさせられてしまう。自分の息子には、スポーツの道を歩んでほしいと思うのは、単なる親バカだけからだろうか。

[14/Aug/04]

 ナベツネの突然の辞任。その横柄な態度にかくれた繊細な神経の持ち主が、世論の予想以上の反発に悩み、今後、合併や1リーグ制、スト突入等で矢面にたつことを恐れ、「選手獲得に金銭」という不祥事を口実に、敵前逃亡したというのが真相だろう。相変わらず、これで少しは球界も良くなるかも、とのお人好しのコメントが多いが、今後とも、裏で糸を引く図式は変わらないだろう。

[09/Aug/04]

 サッカーの日中対決、久しぶりに熱くなりましたね。これだけ、君が代にブーイングされ、日本人サポーターに嫌がらせをされたりすると、特にナショナリストではない私ですら、怒りを感じてしまいます。ただ、中国にとっても大変痛いですね。だって、自ら恥をさらしているようなものでしょう、世界中に。まだまだ、民度が低い、未熟な国民ですよ、と。中国が、国際社会の一流のプレーヤーになるには、未だ道遠し、といったところです。

[05/Aug/04]

 私が、一時期(94年6月〜98年7月)、国からの秘書官としてお仕えした橋本元首相が、派閥会長を辞任した。橋本氏が、一億円を直接受領しながら、あえて政治資金報告書に虚偽記載を指示したなら、議員辞職に値する。しっかりとしたご本人による説明責任と司直の手による解明をお願いしたい。ただ、本当の橋本氏をよく知る者ものとして、「虚偽記載」指示まではないと信じたい。この派閥を牛耳る「ワル」は他にいる。そろそろ中身とラベルを一緒にしたらどうか。(ちなみに私は、橋本氏の議員秘書だったことはなく、平成研〔旧橋本派〕に所属したこともありません。)

[28/Jul/04]

 小泉さんの支持率が、参院選後も下げ止まりませんね。通常、一番低く出る傾向のある、朝日新聞の調査では、支持率36%、高く出る読売新聞の調査でも、43%です。いずれも、支持より不支持のほうが、48% 46%と、上回っているのが、今回の特徴です。やはり、参院選の結果を総括せず、その「負け」を認めない不遜な態度、誰も、その責任をとろうとしない自民党の体質、そういった、あれやこれやが、国民の不信感を買っているのだと思います。

[19/Jul/04]

 参院選の結果を受けて、少しぐらい、国民の声に真摯に向き合い、反省の弁が出るかと思ったら、小泉首相の答えは、「逆風の中よく頑張った」。本当にそう思っているらしい。したがって、反省どころか、責任問題もうやむや。51議席を割れば、「政治家として最高の責任をとる」と明言していた安倍幹事長は、傷をつけないために、9月人事の際に、定期異動として交替。選挙の陣頭指揮をとった青木参院幹事長にいたっては、参議院議員会長に昇格というのだから、開いた口がふさがらない。もう、自民党の政治家は、役人や銀行の役員等に、声高に「責任をとれ」とは言わないことだ。

[12/Jul/04]

 辻元清美氏と鈴木宗男氏の落選には救われた思いがした。有権者の見識が示されたと。特に、辻元氏は、執行猶予中というか、収監されていたら実刑(懲役二年)中の立候補だった。私は、何も、罪を償った後の立候補まで絶対ダメだとは言わない。その時は堂々と立候補して有権者の審判を受ければいい。しかし、このタイミングでの立候補は、彼女が本当には罪を悔い改めてはいなかったことを意味する。仮に彼女が当選していたら、私の政治活動にも少なからず影響を与えていただけに、正直ほっとした気持である。

[05/Jul/04]

 思えば、六年前の参院選、私は、橋本首相の政治担当秘書官でした。事前の予想では、そこそこ自民党の勝利という流れでしたが、ふたを開ければ、44議席の惨敗。即刻、橋本首相も私も辞任を決意しました。理屈では、衆議院で過半数をおさえているわけですから、退陣する必要はないのですが、やはりそこは民意。重く受け止める必要があると考えたからです。今回、仮にそういう事態になれば、小泉首相はどうするんでしょう。政治家の出処進退が問われます。

[28/Jun/04]

 参院選たけなわ。少し潮目が変わってきましたね。年金法案の内容や強行採決に、予想以上に有権者の反発が強いようです。 いずれにせよ、自民もそこそこ、民主もそこそこ、では政治は変わりません。自民が負ければ、政治に緊張感が取り戻せますし、民主が負ければ、九月の代表選に向けて、前向きな再編も起こってきます。要は、とにもかくにも投票率。今の世論調査の動向も、高い投票率が前提です。皆さん、投票に行きましょうね。

[21/Jun/04]

 参議院選挙が近いというのに、一向に盛り上がっていませんね。政治家や政党の自業自得ですが、今度の参院選は「何も変わらない、何も起こらない。そして、戦後最低の投票率だけが残った」ということになりかねません。自民でも民主でも、どちらかが大勝し、一方が大敗すれば、まだしも、その危機意識から、政党政治の建て直しや再編の動きが出てくるでしょうに、自民もそこそこ、民主もそこそこ、そして、「緊張感のない慢心の政治」が再来年の秋まで続くということなのかもしれません。やれやれです。

[14/Jun/04]

 年金法案の強行採決で小泉内閣の支持率急落。参院選の雲行きがあやしくなってきました。さすがに、ああまで国民をなめきった態度をとられると、国民も怒るわけです。そうしたところへ、今度は、イラクの多国籍軍への自衛隊参加を、一切、国内で議論もせずに、ブッシュ大統領に約束。戦後の安全保障政策の大転換ですから、少なくとも法律で根拠を与え、その際、会期を延長してでも国会で十分審議をすべきでしょう。ただ、小泉首相は、今週にも、「政令」という、政府の中だけでの決裁で強行する予定。「緊張感のない慢心の政治」。皆さんは、どうお考えですか?

[09/Jun/04]

 同じ町内に住む女優の紺野美沙子さんの舞台、「細雪」を観に行った。谷崎潤一郎原作の、船場老舗商店の四姉妹の織りなす人間模様。お芝居ももちろんだが、場面毎に四姉妹が着こなす着物の艶姿も見物。紺野さんが演じる三女役も、どこかとぼけて可愛く、実は、彼女の実際のキャラと通じるものも。とにかく、皆さん、忙中閑あり、時には、帝国劇場まで出かけてみたら?

[06/Jun/04]

 国会の方は、相変わらず、どうしようもない醜態をさらしている。国民の7割が反対する年金改革法案も、与党の強行採決であっけなく参院を通って成立してしまった。国民をなめているとしか言いようがない。ただ、何を言ってもやっても支持率が落ちるどころか、上がるのだから、今の小泉首相は「恐いモノなし」なのだろう。参院選で怒りを爆発!といっても、「牛歩」でみっともない姿をさらし、しかも中途半端に抵抗を終わらせてしまった民主党に、国民の「信」があるわけでもない。やはり、もう一段の政界再編がない限り、政治は良くならないという感を、あらためて強くした。

[01/Jun/04]

 「民族分断のはざまで、時代に翻弄される男たちの悲劇。闇だから、闇から闇に葬り去られる運命に涙する!」。韓国で三人に一人が見たという映画「シルミド」が、6月5日からロードショー公開される。33年間歴史の闇に封じ込められた「金日成暗殺部隊」、その衝撃の結末とは。私も宣伝パンフ用に感想を求められ、冒頭のコメントをしました。機会があれば是非ご覧ください。

[24/May/04]

 訪朝前、「コメ支援25万トン」という日テレのスクープに、首相秘書官が「同行取材拒否」、「取材源を明かせ」と、とんでもない圧力をかけたという事件がありました。まさに図星をつかれ、そして、リークした犯人探しを意図したものでしょう。その際「日朝交渉を妨害するのか」と恫喝したように、官邸にも、それがバレればまずいという後ろめたさがあったと推測されます。そしてまさに妨害するために、この案に不満を持つ外務省の幹部が、あえてリークしたものだったのです。

[18/May/04]

 チープ(cheap)な政略。小沢氏はやはり貧乏くじを引かなかった。年金未納による代表辞退により、福田前官房長官と同じような損得勘定をした結果だろうが、そういう思惑どおりにいくかどうか。柳の下にドジョウは二匹いない。代表への党内コンセンサスを形成してから、小泉首相を追い込むために責任をとってみせ、参院戦敗北後の代表選の布石とする。岡田氏に面倒なつなぎ役と参院選の責任をとらせる。旧態然とした政治家のやるチープ(cheap)な政略だ。

[17/May/04]

 小沢民主党が船出する。よくぞ貧乏くじを引いたと思う。確か49歳の頃、あの金丸信氏に「総理になれ」と言われた時、「その任にあらず」と断ったことで、その後十数年、そのチャンスに恵まれなかったという思いが脳裡をよぎったからなのだろうか。小沢氏の考えには共鳴する点もあるが、その政治スタイルは極めて時代遅れ。今回の一連の動きの中でも、会議には出てこず、側近議員に真意を代弁させる等、とても民主主義的な政治家とは言えない。今後、民主党は、青木幹事長に言われるまでもなく、参院選の敗北を受けて分裂過程に入る。「急がば回れ」。政権政党を目指すなら、理念・政策で一本筋の通った政党に、たとえ分裂で一時的に数は減っても、生まれ変わるべきだろう。

[10/May/04]

 米軍によるイラク人虐待の写真を見て、つくづく「これが戦争だ」と思った。米国を弁護する気はさらさらないが、こういった映像が出てくるのも、また米国。我々が知らないところで、戦争とは、多かれ少なかれ、こうした蛮行が行われるものだ。そういったことをすべて踏まえた上で、戦争をするかしないか、支持するかしないか、協力するかしないかを、本来しっかりと考えるべきだろう。もちろん、それだけに「戦争の正当性」については、厳しく問われなければならない。我々日本人は、どこまで考えて、イラク戦争と自衛隊派遣について賛否を明らかにしたのだろうか?

[08/May/04]

 福田官房長官が辞任した。当然だが、責任をとらない閣僚や政治家ばかりの政界では、潔いと言ってもいいだろう。直接的には、年金未納が引き金だが、実際のところは「純ちゃんのお守りに疲れた」ということだ。「総論あって各論なし」の小泉首相の下にあって、側近は大変な苦労を強いられる。誹謗中傷も首相に代わって一手に引き受けていただろう。官邸に長くいた私には、痛いほど良くわかる。兎にも角にもご苦労様。

[04/May/04]

 フランスの日本大使館で、一月の酒代が850万円。一日当たり27万円と報道された。この当時の大使は、大使公邸の修復で住めない期間、パリ最高級ホテルのスウィートルームに三ヶ月間宿泊したということでも物議を醸した。すべて税金である。人質の自己責任、損害賠償を請求するのもいいが、まずは、隗より始めてはどうか

[30/Apr/04]

 江角マキコさんは、保険料未納問題で、神妙なお詫びの記者会見をした上で、CM出演料を政府に返還したが、仕事は激減したという。一民間人ですら、これだけの「自己責任」をとらされる。未納7閣僚や菅代表は、一体どういう責任をとっていただけるのか。一連の対応振りをみていると、国民を馬鹿にしているとしか言いようがない。さあ、馬鹿にされた皆さん、どう行動しますか?

[26/Apr/04]

 小泉内閣発足三周年を迎えた。相変わらず50%〜60%の内閣支持率を維持し、実績についても「評価する」声が過半だ。三補選も全勝した。今の小泉首相は、「恐いもの知らず」だろう。回りの人間はおべっかばかり。そうでなくても「首相」というものは、だんだんと天狗になり、「裸の王様」になるもの。
 「慢心が落とし穴」とならないよう、陰ながら祈る。

[19/Apr/04]

 人質解放で活躍した(人質を引き渡された)イラク臨時代理大使、上村司氏(丸刈り、スキンヘッド?で髭をはやした人)は、私の大学のクラスメートです。彼とは不思議に縁があって、湾岸戦争の時も、官邸で一緒でした。彼は大島理森官房副長官の秘書官、私は内閣副参事官。ともに三十代半ばで働き盛り、徹夜もいとわない勤務にも、アメフト出身の彼はびくともしませんでした。
 その彼が、あの田中真紀子外務大臣の秘書官となって、一月もしないうちに「血を吐いて」お役御免になったことは、あまりにも有名です。真紀子さんの度重なる復帰要請、花束攻勢も、病床から頑として受け付けなかった硬骨漢でもあります。今回の解決に、彼の人脈が少しでも役にたったと信じています。

[16/Apr/04]

 日歯連会長や中医協委員が贈収賄で逮捕された。歯科医師の診療報酬改定をめぐって、歯科医師側に有利に運ぼうと現金授受や接待を重ねたという。また、歯科医師会の政治献金の額は、数十億円にも及ぶという。本来、医師の診療報酬は、国民の税金や保険料でまかなわれており、一般の業界団体とは異なる。その医師会、歯科医師会が、特定の政党や政治家を支援するのは本来おかしいのではないか。あたかも税金で給料をもらっている公務員が、政治的中立を求められているのと同じだ。この事件を契機によく考えるべきでろう。

[09/Apr/04]

 イラクで3人の邦人が拘束された。人命は重い。しかし、大義なき戦争をいち早く支持し、どう理屈付けようと米軍への加担とみられる自衛隊まで派遣するということは、当然、こういう事態までを想定し、そのコストは甘んじて受けるという決意と覚悟がなければできなかったことだ。それが小泉首相、それを支持した政治家、国民に本当にあったかどうか、真剣に問われる事態がとうとう来た。

[05/Apr/04]

 先週末は、私の家の近所の新石川小学校で「親子でエンジョイスポーツ」(あざみ野FC主催)。元サッカー日本代表の水沼貴史さんの指導で、午前中の二時間、五十名ほどの参加者とともに、ボールとたわむれてきました。もちろん、「親子で」というぐらいですから、二歳過ぎのチビ(龍生)とも一緒です。日頃の運動不足解消には打ってつけ。天気も快晴で桜も満開。久しぶりにすがすがしい気分を満喫しました。次回は、5月15日、山内小学校で。日頃、親子のコミュニケーションや運動不足を痛感しているあなた。一度参加してみたらいかがですか。

[31/Mar/04]

 私も時々出演している「たけしのTVタックル」が本を出した。題して「ニッポンとタックルがもっとわかる本」。750円の小冊子で読みやすい。たまたま私が出演し、浜幸先生と大バトルを繰り広げたくだりも、そのまま取り上げられている。良くも悪くも視聴率が高い番組で、その影響力も大きいが、全体の議論の水準よりも、垣間見える本音や真実の部分を、いかに視聴者が感じ取れるかが、この番組の生命線だろう。

[26/Mar/04]

 イスラム原理主義・過激派のハマスの創始者、ヤシン氏がイスラエルによって殺害された。私は、イラク戦争の大義をめぐって、こうしたことが許されれば、特にイスラエル・パレスティナ紛争にも油を注ぐ可能性があると指摘したが、まさに、それが現実のものになった。どの地域紛争も、相手をテロリストと呼び、それを攻撃するのは自衛戦争と正当化するものだ。世界の大国米国ですら、その理屈を使った以上、他の小国、紛争当事国が援用するのは目に見えている。「重し」のとれた世界は、今後ますます危険になっていく。

[22/Mar/04]

 イラク戦争開始から一年が過ぎました。世界は安全になったでしょうか、危険になったでしょうか。スペインの列車テロ発生以来、私は、次は日本の可能性が大きい、米英に次ぎ、国連安保理で真っ先に米国を支持したブルガリア、スペインから犠牲者が出たのは偶然ではない、と警告してきました。イラク戦争をいち早く支持し自衛隊を派遣するということは、このテロが身近に起こりうるという危険も含めた覚悟が必要ということを、いやがうえにも思い知らせてくれます。このデメリットと、「世界で38番目に1000人程度の軍隊をイラクの隅っこに派遣する」国際評価と、今後、深刻に考えさせる事態が日本に起こらないことを切に願っています。

[18/Mar/04]

 マラソンの高橋尚子選手のアテネ落選で思うのは、またしても陸連の曖昧な選考基準が選手を翻弄したという後味の悪さだ。選考レースだけで選ぶのなら、そのようにはっきりと書けばいい。それを「メダル又は入賞が期待できる」とか書くから、実績重視もあるかなと思うのは人情だ。高橋選手も、選考レースだけなら名古屋に出ただろう。また、三月の選考レースが本番に近すぎるのなら、前年度中に選考を終えるべきだ。悪いのは陸連だ。

[15/Mar/04]

 「神戸事件」の少年、いや「青年」(21歳)が仮退院しました。親御さんの手記も食い入るように読みました。少年の矯正過程も、概要ながら、わかりました。それでも、この「青年」は生きることを許されないのでしょうか。今の日本の制度に「更生保護」があり、刑法に「刑事責任能力」という概念があります。その年齢は、この事件を契機に、16歳から14歳に引き下げられましたが、「まだ心が定まっていない少年期」でも、これほど極悪非道の犯罪を犯した人間には、このような制度は適用せず、死刑にすべきなのでしょうか。被害者のやり場のない怒り、悲しみは、どこに向ければいいのでしょうか。まとまっていません。私自身、毎日「自問自答」しました。今後の宿題です。皆さんの御意見を聞かせていただければ幸いです。

[08/Mar/04]

 またまた政治家の秘書給与詐取事件。あの辻元前議員の問題発覚後も続けていたとは言語道断です。親族は秘書にしないという方策も検討されているようですが、要は、秘書の勤務実態があるか否か。これまでは一人一人の国会議員に任せっきり。議会事務局も、給料をポンと払うだけでなくて、しっかりとした雇用体制にあるかどうか各事務所を一年に一回ぐらいチェックしたらどうか。とにかく、議会の事務局は、真っ先にリストラ対象にすべきぐらい、毎日が暇なんですから。

[24/Feb/04]

 地元、昭和大学藤が丘病院で、当初病院側が否定していた手術ミスが明らかになった。時あたかも、フジテレビで「白い巨塔」が大人気を博しているが、医者同士のかばいあいが問題とされる中で、本件は、関連の学会が、実際の手術ビデオを鑑定して、クロと判定した。画期的なことだ。医療ミスが、こう頻発しては、我々も安心してはおれない。制度や医学会の対応も大切だが、こうした案件が「業務上過失致死」に問われるという緊張感を、お医者さんにもたらした意味は大きいと思う。

[16/Feb/04]

 北朝鮮のしたたかな外交は相変わらずだ。私は、田中均外務審議官が拉致被害者を帰国させる時、北朝鮮と「一時帰国」という約束をしたと考えているが、その当の本人を呼びつけ、言い逃れをさせない状況下で、日本側の裏切りを言いつのり、今後の交渉を有利に運ぼうという魂胆だ。姜錫柱(カン・ソクチュ)氏が出てきたのも、その点をハイレベルではっきりさせる。何かおみやげがあると思って、のこのこ出ていった外務省も、相変わらずなのが悲しい。

[03/Feb/04]

 先週は、久しぶりに経団連に招かれ、「FTA(自由貿易協定)推進体制」について講演をしてきた。今後は、議員になる前はそうだったが、全国からの講演依頼にも積極的に応じていきたいと思う。それにしても、相変わらず各省庁の縦割り主義は相当らしい。FTAの場合、外務、経済産業、財務、農水だが、相手国は一人に統一されている交渉が、日本の場合は、この四省庁の共同代表!?これでは足元を見透かされ、成る物も成らない。経団連関係者の一人が言った。「絶望的です」。

[31/Jan/04]

 与党が、イラクへの自衛隊派遣の国会承認を強行採決した。本会議も野党欠席。驚くべきことである。こうした安全保障に係わる国の根幹の政策については、できるだけ野党第一党の理解を得るよう最大限努力することが常識だが、それどころではない。もう、小泉首相もやりたい放題だ。何をやっても支持率が落ちない、どころか上がっている。国民の責任も大きい。

[30/Jan/04]

 民主党が古賀議員を除籍処分にした。当然であろう。問題は、これまでの迷走振りだ。最初から毅然とした態度であれば随分印象も違った。余談だが、私の「ハーバード大研究員」という経歴が正しいかどうか、最近、三度も同じような問い合わせが、ハーバード大にあったという。誰が、この事件を契機に私の身辺を洗っているのか? やましいことは一切ないが、いっそのこと、先の選挙で当選した480人の衆議院議員の経歴を徹底的に洗ってみたらどうか。それが法の下の平等というもの。「秘書給与のピンハネ」問題より、はるかに簡単に真偽は確かめられるのだから。

[29/Jan/04]

 「人に厳しく自分に甘く」。土井たか子前社民党党首の元秘書の問題への対応でもそうだったが、またぞろ政界では、子供の教育に大変悪い対応が繰り返されている。言わずもがなの、古賀議員の経歴詐称問題への民主党の対応だ。菅代表も岡田幹事長も、「離党は一定のけじめ。重く受け止める」とのことらしい。これが他党の問題であれば、いち早く「辞職せよ」と騒ぎ立てたのが民主党であっただろうに。やれやれ。

[26/Jan/04]

 古賀潤一郎議員の経歴詐称問題。もちろん、公職選挙法にも触れ、議員失職にまでつながる問題ですから、「軽率だった」ですまされる問題ではありません。彼の今後のためにも、潔く責任をとり、自ら辞任すべきでしょう。民主党の対応もいただけません。「本人から話を聞いてから」ではなく、簡単な調査なのですから、党自身の自浄作用として、事実関係の究明に率先して乗り出すべきでしょう。これでは自民党的体質と同じ。有権者はこういうところ、しっかり見ていますよ。

[14/Jan/04]

 防衛庁が、陸海空の三幕僚長の記者会見を今後中止するという。これは明らかに官邸、特に福田官房長官の指示だ。先の、イラクでの自衛隊活動への報道自粛要請ではさほど驚かなかったが、ここまで来ると、マスコミ擁護一辺倒ではない私ですら、戦時下の報道統制と同じではないか、と考え込んでしまう。そして次に来るのが「大本営発表」だ。

[05/Jan/04]

 穏やかな気候で明けた新年だが、大激動の予感。あらためて気持を引き締めて、この一年を有意義に過ごせていけたらと思う。そういう時にうれしいのが、多数の方からいただいた年賀状。励ましのお言葉や過分なご期待をいただいた。ただ、残念なのが、公職選挙法の規定により、選挙区ご在住の方々には、私の方から年賀状をお出しすることができないこと。非礼だが、法は法。この場をお借りして、心から御礼申し上げます。どうもありがとうございました。

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