夫は岡山県生まれ。東京大学法学部在学中に司法試験に合格。卒業後、旧通産省入省。 ハーバード大学国際問題研究所フェロー、経済協カ室長などを経て、橋本内閣発足時には官僚としては異例の抜擢で総理大臣政務秘書官となる。橋本内閣総辞職と同時に退職。「天下の素浪人」となり、「人生のリセット」のためアメリカ国立ハワイ大学東西センター客員研究員として一年間ハワイに滞在。帰国後、自民党から総選挙に立候補するが落選。桐蔭横浜大学教授、早稲田大学教授となり昨年、衆議院神奈川八区補欠選挙で無所属で出馬して当選。
妻は兵庫県生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業後、TBS入社。社会情報局を経て政治部記者となる。
出会いは九六年夏。夫は総理大臣秘書官、妻は総理番記者で、取材の挨拶に官邸を訪れる。妻から見た夫の第一印象は「上着を脱いでニコニコしていた」。夫は「僕を見てにこっと笑った」。しかし個人的な会話は交わさず、取材をする側とされる側のけじめのため、夫は食事にも誘わなかった。
総理秘書官時代に夫は行政改革をめぐって政治家と激しくやり合い「ミニ橋龍」「官邸の森蘭丸」と揶揄されたこともあった。
再会は二〇〇〇年、夫が落選後の残念会。話が弾み、二人で食事に行くようになる。同年秋に妻の両親に挨拶、年が明けて結納、二月にハワイで挙式という「トントン拍子」。挙式の列席者は親きょうだいのみ。披露宴はなく、はがきで結婚を報告するだけの「ジミ婚」。
新婚生活は夫の賃貸マンションでスタート。結婚の年に長男誕生。妻は昨年十二月まで育児休暇をとり、今年から職場復帰。少子化の時代に反して子供は「将来的に三人」ほしい。
昨年の選挙は政党色を排したボランティア選挙。夫は立候捕の際、「将来にわたり、企業・団体献金は受けない」などを訴えた。当選後は、しがらみのない若手政治家を中心に政界再編をめざす。マイカーも持たず、国会などの移動は電車を利用。
夫婦共通の趣味は食べ歩き。夫は家で大好物のラーメンを作るだけで料理は妻が担当。夫はスキー、ゴルフなどのスポーツも。妻は十代で宝塚歌劇団を受けたほどのミュージカル好き。
夫の著書に『誰のせいで改革を失うのか』(新潮社)、『首相官邸』(文春新書)などがある。「サンデー・ジャポン」(TBS系)にもレギュラー出演。普段の服は自分で選ぶが、テレビ出演のときは妻がアドバイスすることもある。
【カップル史】
●1996年 首相官邸で出会う
●2000年 夫の落選残念会で再会
●2001年 結婚、長男誕生
●2002年 夫が衆議院補欠選挙で当選、国会議員となる |