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江田けんじが考える政策
政治姿勢現在の政党や政治政治家としての理念政策運営の基本的考え方

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「江田けんじでGO!GO!GO!」 江田けんじの主な経歴
政策運営の考え方
「構造改革」こそが「景気回復」への道!
まず、きっちりと景気回復!・・・「元気を出せ!経済」

 景気回復は、何も借金を重ね、公共事業中心に「バラマキ」をしなければできないものではありません。むしろ、公共事業の経済への波及効果は年々落ちてきているのです。特に、道路を造ったり、橋をかけたり、いわゆる「土木」といわれる分野では、それが顕著に表れています(経済学にいう「乗数効果」というものです)。公共事業をやるなら、むしろ「建築」の分野、すなわち、学校や病院を建てた方が、そして更に効果があるのが、その学校にパソコンを整備する、病院にCTスキャンを整備する、すなわち、情報機器や医療器械(「設備機器」)を導入する方が、景気浮揚効果が高いのです(「土木」より「建築」、「建築」より「設備機器」)。しかし、最後の「設備機器」の部分は、今の財政法上、「公共事業」の範疇に入っていないのです。

 しかし、日本経済の将来を考えた場合、こういった政府主導の経済政策ではなく、「市場経済の活力を最大限に発揮させる」、「市場のことは市場に任せる」、「民間にできることは民間に任せる」という基本原理を貫徹させることが重要になってくるのです。「政府の無用な介入は、結局はいい結果をもたらさない」、これがこれまでの、大蔵省、通産省はじめ経済官庁のとった政策の反省点であるべきなのです。「選択と責任」の原則は、もっともこの経済分野に当てはまると言えましょう(「経済構造改革」として、後述の構造改革の一つと位置づけるべき問題でもあります)。

 今後、情報産業や金融産業など、21世紀日本を引っ張っていく先端産業については、最早、不必要な規制や補助金は無用です。ベンチャー企業の育成についても同じことが言えましょう。

 これらの産業については、資金調達を容易にするための金融市場の整備、大胆な規制緩和による競争の促進、コストの削減(ex.インターネット料金等の通信コスト)、税制改革等こそ必要なのです。さらには、市場のプレーヤー(企業)が伸び伸びと国際的なルールに従って行動できる、その土俵(制度)の整備が、政府に求められることなのです。知的財産権の整備や、倒産法制やリストラを円滑にする商法や独禁法制の改正、電子商取引に係るプロトコルやプライバシーの保護などです。

 どうしても、歴史の流れの必然で、旧来の産業は、国際水平分業の論理で、遅かれ早かれ、中国や東南アジアをはじめとする発展途上国に取って代わられます。日本の生きる道は、欧米に伍して、このような先端分野の産業を再生、創造していくしかないのです。そして、この分野では多額な予算は必要ありません。「金」よりも「知恵」なのです。これが、私の言う「景気回復」と「構造改革」は両立する、と主張する所以なのです。

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そして再び「構造改革」へ!・・・「変えよう!この国のかたち」

 21世紀、日本には世界一の超高齢社会・少子化社会が確実に到来します。今、「4人の若者で1人のお年寄り」を支えている社会が、10年後には「3人で1人に」、20年後には「2人で1人」になっていきます。単純に考えても、働ける現役世代の負担は、一人当たり、4分の1から3分の1へ、3分の1から2分の1へと増えていくのです。

 具体的に述べましょう。人口がそれほど高齢化する(お年寄りの割合が増える)ということは、それに伴い、例えば医療費がどんどん膨らんでいきます。現在、日本国民全体で約30兆円もの医療費が使われています。

 これが、ある試算によると、20年後には60兆円にも上るのです。何故か。残念ながら、お年寄りはどうしても病気がちになるため、平均して年間、若者の約5倍もの医療費を使わざるをえないからです(年間平均;お年寄り75万円、若者15万円)。

 更に、年金の支払いも今40兆円、20年後には60兆円になります。受け取る方(お年寄り)が、掛け金を払う方(若者)より、どんどん増えていくのですから、その負担は、放っておけば自動的に嵩んでいくのです。

 そして、その膨大な負担を、国民の皆さん(より少ない現役世代、若者)が背負っていかなければなりません。医療費だけで考えても、それは、患者負担であれ、税金であれ、毎月の保険の掛け金であれ、すべて皆さんの懐を直撃するのです。それが20年後に60兆円(現在30兆円ですから30兆円の増加)になるとすると、消費税1%分で2.5兆円の税収ですから、医療制度を維持するだけで12%も消費税を上げなければならないということを意味します。年金の支払いも20年後には40兆円から60兆円と20兆円増えますから、それだけで消費税を8%上げないと追いつかないわけです。すなわち、医療と年金制度を維持するだけで、20年後には、消費税をあわせて20%増税、つまり現行5%の消費税を25%にしなければならないのです。

 今、5%の消費税その他の税金、社会保険料等を払っているだけで、皆さんのサラリーマン世帯では、月給の約4割が天引きされているのです。「少子高齢化」の恐怖は、この4割という数字が、黙っていれば、5割、6割、7割と増えていくことを意味するわけです。汗水たらして働いた給料から、7割もの税金と社会保険料が控除される、そういったぞっとする社会も、今のままの政治や制度を放置しておくと現実のものとなるのです。(スウェーデンでは既に7.5割が差引かれています。)

 ですから皆さん!私たち、そして私たちの子供や孫たちが、重い税金を払う、高い健康保険や年金の掛け金を払わなければならない、そういう時代に生きていかなくてすむように、今から、我々世代が、責任をもって、医療制度や年金制度の改革をはじめとした様々な構造改革(経済社会システムの変革)に真剣に取り組んでいかなければならないのです。それでは、一体どうすればいいのでしょう。

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財政構造改革、行政改革・・・「トコトン洗い直せ!国民負担」

 まず、予算の無駄を省き(財政構造改革)、行政の無駄を省き(行政改革)、そうでなくとも、高齢化に伴い増加していく国民の負担をなるべく押さえていかなければなりません。私が政権にいた時、このような問題意識から、これらの課題に一生懸命取り組みましたが、不幸なことに、金融破綻や、それに続く不況の嵐で途中頓挫してしまいました。しかし、これらの問題は、もう、どうすべきか議論する段階ではなく、もうやるしかないという実行の段階なのです。政治家の気概、リーダーシップが一番問われる領域です。

 財政構造改革では、単なる「改革」ではなく「構造改革」という文字が示しているように、単なる財務省流のやみくもな歳出削減ではなく、日本の将来を見据えて「歳出の構造」をメリハリをつけて見直して行くことが必要です。伸ばすものは伸ばす、減らすものは減らすということです。その点、今凍結されている「財政構造改革法」はタイミングの問題はあったにせよ、その内容、手法には学ぶ点が多々あります。それは、シーリング制度により一律削減で来た予算編成手法(政治的に容易いからです)を、費目毎に、日本の将来を見据えて増減させたのです。将来の基盤投資である科学技術は厳しい財政事情の中でも前年度比5%増、高齢化の進展で当然増も嵩む社会保障費はやりくりして3,000億円増、防衛費は前年並み、無駄や非効率が指摘される公共事業は▲7%減、本来重要だが今は我慢してODA(政府開発援助)は▲10%減というように。政治的には極めて困難な作業でしたし、それを初めて法制化したという意味で歴史的意味を持つものでした。今後、経済の状況をみながら、今一度、こういう手法で真剣に全予算を洗い直していくべきです。

 これまで光が当たっていなかった200兆円を超える特別会計の抜本的見直しも必要です。80兆円そこそこの一般会計には、曲がりなりにも国会や会計検査院、マスコミ等のチェックが入ってきましたが、昨今問題となった社会保険庁のずさんな年金保険料の無駄遣い等は、すべてこのブラックボックスの特別会計にまつわるものです。ここに切り込めば、5兆円、10兆円の財源はすぐにでも出てくるはずはずです。今後の大きな課題です。

 行政改革では、「国から地方へ」(「地方分権」)、「官から民へ」(「民間委譲・民営化」)そして、更なる「情報公開」という流れをもっと加速していく必要があ ります。 この点に関連して、2001年1月から、新しい中央省庁(霞ヶ関改革)が始動しました。私が、政権にいた当時、最も情熱を傾けた仕事の一つでした。

 この中央省庁の再編には、終始一貫して「機構いじり」等の批判がつきまといました。「規制緩和や地方分権を進め、官民の役割分担を見直せば、おのずから中央組織の行政組織はスリム化する、順序が逆だ」、「情報公開を進め、閉鎖的な行政姿勢、手法を改めることを優先すべきだ」。それはそれで正しいのですが、忘れてはならないのは、そういった改革は、これまでやろうとしても様々な抵抗でなかなか進まなかったという事実なのです。今まで進まなかったものが、理屈を唱えるだけで進むようになるのか。私は、実際の改革現場にいた経験に照らし、本丸を攻めること(ショック療法)が必要だと判断しました。問題は高尚な理屈ではなく、実際に改革が進むことなのです。(もちろん、この本丸改革にも問題点が多々あります。別項で詳論の予定)

 ただ、今後は、まさに「国から地方へ」、「官から民へ」を最重要課題として取り組んでいかなければなりません。

 まず「地方分権」を本当に進めるためには、税財源の裏打ちが必要です。仕事を地方に下ろすだけではなく、その仕事に見合う税財源も同時に委譲しなければなりません。地方自治体の課税自主権、地方交付税制度の抜本的見直し等国の財政構造にも係わる問題に大きなメスを入れる必要があります。また、地方自治体の行政能力(組織的、人的能力)、言い換えれば、受け皿能力を飛躍的に高めていく必要があります。

 今、3,300もある市町村を、将来の「道州制」をにらんで、ある程度人為的に広域合併していくべきです。

 「民間委譲・民営化」の次の最大のターゲットは特殊法人です。財投改革(郵貯資金等の資金運用部への預託廃止)や国の業務の独立行政法人化が実施される機会を捉え、現存の特殊法人の全面見直しが必要です。必要なものもサンセット条項(年限を切って廃止する条項)を挿入する、あるいは、一旦すべて廃止した上でビルド(新設)する、といった荒療治です。特殊法人の陰で増殖してきた財団法人の廃止・統合・新設禁止も必要です。

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社会保障構造改革・・・「長生きして良かった!医療・年金・福祉」

 社会保障構造改革は、これからますます増える医療や年金、福祉といったニーズに的確に応えられる制度、仕組みの確立が目的です。給付と負担の均衡のとれた社会保障というものを前提に、民間保険や企業サービスなどの民間活力も導入しながら、国民に複数の選択肢を提示し、いかに質の高いサービスを効率的に行えるかがポイントです。ただ、これらの改革では、今後、全ての世代、全ての関係者が応分の負担を覚悟しなければなりません。「不公平感」こそが改革の最大の敵なのです。

 医療制度については、70歳以上のお年寄りの医療制度を税金投入で建て直していくこと、医者の技量を正当に評価していない診療報酬制度のメリハリのある改革や予防医療の普及等によるコスト削減が必要です。また、最近の医療過誤の実態にもかんがみ、医療情報の的確な公開、医療機関の適正な評価等がのぞまれます。

 年金制度については、基礎年金(最低保障年金)に、「保険料方式」ではなく「税方式」で財源を手当するとともに、議員年金の廃止等年金の一元化に向けて早急にタイムテーブルを設定する必要があります。また、不合理な部分(掛け金不払い、高収入高齢者への年金支給、専業主婦の位置づけ等)を是正した上で、働ける高齢者も含め各世代が痛みを相応に負担していくことは必要不可欠です。そうしないと、本当に年金制度が破綻し、若い世代ほど、いくら掛け金をかけても一生年金がもらえない、もらえても支給開始年齢が遅れ額も不十分という事態を招来してしまいます。

 福祉サービスも、何から何まで国が面倒をみるということでは立ち往かなくなります。この分野では、民間企業の知恵や活力を最大限利用していくべきでしょう。

 共通の課題としては、税金と保険料という国民が払う負担の仕方を、それぞれどの領域にどう適用していったらいいのか、公的保険と民間保険の組み合わせはどうあるべきなのか、そして、このような議論の中でも、官と民、官でも国と地方の適切な役割分担を図り、国、地方自治体、非営利法人(NPO)、民間企業やボランティアなどが連携して参加しながら、利用者の選択の幅を広げていくという努力が必要なのです。

 そして、最後に(last but not least)、これら日本の構造改革の土台をなす「教 育」と「環境」、すなわち、「人間への投資」と「人間の安全保障」の問題について 触れます。

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教育改革・・・「個性だ!創造だ!教育」

 「教育」は、未来への人的投資です。この国の将来に必要な個性的・独創的な人材の育成はもちろんのこと、この国を、他人のあら探しや揚げ足ばかりをとる殺伐とした国から、お互いが助け合い、悪いところは素直に批判しあいながら、良いことは積極的に評価し伸ばしていくという、そういう当たり前の国にするための、人間性及び人間関係の再構築が必要不可欠だと思います。しかし、現状は、高度成長時代の規格品の大量生産を前提にした教育制度から抜け出せず、また、いじめや学級崩壊、凶悪犯罪の低年齢化などにみられるような「教育」の荒廃が指摘されています。

 まず、個性的・独創的人材の育成には、教育制度に、ここでも「多様な選択肢」を導入する必要があります。生徒や学生一人一人、能力や得意分野が違うのですから、それに応じた環境条件を用意してやる必要があります。科目の選択の自由度を増やしたり、能力別の学級編成をしたり、飛び級を設けたり、多感な年頃を受験勉強に費やさなくてもすむように公立学校にも「中高一貫教育」を導入したり、大学の基礎研究が進むように多様な研究制度、受け皿機関を設けたり、とにかく「引き出しの多い」学校づくりをしていく必要があります。

 「教育の荒廃」対策には、3歳から10歳ぐらいまでの幼児、初等教育が重要です。人間の脳は、この年ぐらいまでに九割方成長し、そして人間としての思考回路も張り巡らされてしまうからです。この時期に、「愛されるべき時に愛されない」、逆に「叱られるべき時に叱られない」、家庭の事情や教師の自信喪失などから、こういった環境で育った子供の中から「切れる生徒」が生まれてきているように私には思えてなりません。もう少し、英語で言う「ディシプリン」(通常「躾け」と訳されるが、それよりもう少し広い)を重んじた教育に目を向けていくべきではないでしょうか。「人間は一人では生きていけない」という原点に立ち返り、人と人、人と集団(チーム)、人と社会、などの関係を律する最低限のルール、エチケット、礼儀作法、チームワーク、ボランティア精神、自然への敬愛などを教え込む教育に重点をおいていくのです。課外(野外)授業や週末のコミュニティ活動への参加を積極的に学業として評価すること等を通じて、学校、社会、家庭が一体となった教育環境をつくっていかなければなりません。生徒1人1人への目配りが可能となるような少人数学級や、教員の資質の向上等も重要な課題です。

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地球環境保全・・・「安心と安全!人間安全保障」

 地球環境問題の悪化。ここでは、その詳細は述べません。そう言った世界的な事象のみならず、我々の身近で起こっている環境破壊、それに伴い「人」に現実に悪影響を及ぼしている様々な因子について私たちは知っています。まさに「環境」問題は「人間の安全保障」の問題なのです。

 まず、国政において、環境保護団体、各種市民運動団体、NPOと言われる草の根の活動、そういったムーブメントに、しっかりとした市民権を与えることが必要です。「市民権」を与えるということは、日本の「統治機構に」に取り込むということを意味します。NPO法も成立し、その位置づけはかなり明確化されたとは言え、実質的に、国会議員や霞ヶ関に、そういうマインドを持たせるか否かが重要なのです。

 この点、前述の中央省庁の再編で、「環境庁」が「環境省」に格上げされました。私も熱心な推進論者でしたが、残念ながら、具体的な環境に係わる権限をこの役所に全て統合させ強力な「大環境省」を創るという試みは失敗しました。ただ、今後は、この環境省を基点に、上記点も含め、政治や行政の古いマインドを打破していく必要があります。

 「ゴミ焼却場」や「原子力発電所」等の「迷惑施設」、地下鉄や道路の建設、住宅開発等の「ディベロップメント」、水や空気の安全性、アレルギー、食品衛生、動植物検疫、廃棄物の問題等々、様々な問題が錯綜しています。しかし、環境問題で大切なことは、事前の「アセスメント」と徹底した「情報公開」だと私は考えます。そして、これを基にした住民との対話(「住民参加」)です。もちろん、ここには、先ほど触れたNPO等の市民運動団体も含まれます。こういったことを通じて、何よりも、お年寄りや子供達が安心して暮らせる環境づくり、街づくりを図っていかなければなりません。

政治姿勢現在の政党や政治政治家としての理念政策運営の基本的考え方
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