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「巨大利権官庁誕生」
テレビ朝日系「サンデープロジェクト」
[24/Dec/00]
挫折した行政改革

(ナレーション)
 来年から建設省は、運輸省、国土庁、北海道開発庁と合併し、巨大官庁「国土交通 省」として生まれ変わる。この省庁再編は、多くの問題を抱えた建設省の、本当の改革となるのか? それを検証するには、国土交通 省誕生の経過を振り返る必要がある。当初、小さな政府を目指した橋本行革。公共事業の予算の7割を握る建設省をどうするかが一つの焦点となった。

 当時、橋本総理の政策秘書官だった江田氏が、 国土交通省誕生のいきさつを語った。

「サンデープロジェクト」

(江田けんじ)
 建設省も交通省も本当に犬猿の仲であり、公共事業の予算も非効率化し、二重投資も行われている。こういった弊害を除去するためには、やはり1ヶ所にまとめて、国土交通省みたいなものを作るというメリットの方が大きいと思ったのです。

(ナレーション)
 しかし、建設省と運輸省を統合するだけでは意味がない。統合する前提条件は「本省は公共事業の企画立案に限る」。具体的な実施権限は全て地方に下ろすことだった。つまり、地方に発注の権限を移す事で、事実上の建設省のスリム化を図ろうとした。しかし、その後検討された地方分権委員会の結論は、全国の都道府県単位に分散されるはずの権限が、本省直系の8つの地方整備局に移されるに留まった。建設省のスリム化は、事実上失敗したのである。 

(江田けんじ)
 (失敗したのは) やはり政治の責任が大きいと思いますね。本当に、極めて中途半端なものに終わった。国土交通省というものは一体なんなんだ、巨大利権官庁ではないのかという批判は、甘んじて受けなければならないと、私は今考えております。

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