| (江田けんじ)
建設省も交通省も本当に犬猿の仲であり、公共事業の予算も非効率化し、二重投資も行われている。こういった弊害を除去するためには、やはり1ヶ所にまとめて、国土交通省みたいなものを作るというメリットの方が大きいと思ったのです。
(ナレーション)
しかし、建設省と運輸省を統合するだけでは意味がない。統合する前提条件は「本省は公共事業の企画立案に限る」。具体的な実施権限は全て地方に下ろすことだった。つまり、地方に発注の権限を移す事で、事実上の建設省のスリム化を図ろうとした。しかし、その後検討された地方分権委員会の結論は、全国の都道府県単位に分散されるはずの権限が、本省直系の8つの地方整備局に移されるに留まった。建設省のスリム化は、事実上失敗したのである。
(江田けんじ)
(失敗したのは) やはり政治の責任が大きいと思いますね。本当に、極めて中途半端なものに終わった。国土交通省というものは一体なんなんだ、巨大利権官庁ではないのかという批判は、甘んじて受けなければならないと、私は今考えております。
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