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みんなの党 離党会見(12/9)

2013年12月15日 動画 | 活動報告 tag:

2013年12月9日(月)、離党会見を開きました。

 昨日、臨時国会が閉会したことに伴い、本日、我々14名は、みんなの党に離党届を提出いたしました。まことに断腸の思いであります。特に、私は、この党を結党した当事者として、まさか、こんな日がこようとは夢にも思いませんでした。無念でなりません。

 我々の離党の理由はただ一点。「結党の原点に戻る」ということです。自民党の「一強多弱」と言われる今の政治状況の中で、野党に求められる最大の使命は、政治理念や基本政策の一致を前提に野党勢力を結集し、自民党に対抗しうる、政権交代可能な一大勢力をつくっていくことです。それをあらためて痛感したのが、今回の特定秘密保護法案をめぐる与党・自民党の「数の暴力」、強権的な国会運営でした。このままでは「民主主義」は死んでしまいます。

 にもかかわらず、今のみんなの党は、その原点を忘れ、変わり果ててしまいました。

 「政界再編」を原点に持つ政党が、「政党ブロック」という構想を唯一の方針として自ら再編の選択肢を狭める。党の存続自体が自己目的化し、最近では自民党に擦り寄り、あわよくば与党入りをも指向する。

 特定秘密保護法案に対する我が党の対応が「ぶれ続けた」と評されるのも、まさに、渡辺代表が安倍首相と酒食をともにした密室で手を握り「はじめに賛成ありき」の修正協議を強引に進めたからに他なりません。ただ、その土壇場でその自民党からもハシゴを外され、衆院段階での「賛成」から参院では「退席」という方針転換を余儀なくされました。

 我が党の方針には「自公政権に対しては、その数をたのんだ暴走にはしっかりと歯止めをかける」とあります。先の衆参両選挙においては「自公の過半数割れ」を目標に我々は戦ったのです。また、「脱官僚」=「官僚主導の政治」を変えようと結党した我が党が、むしろ官僚支配を助長するような法案をめぐり迷走したことは致命的なことです、

 こうした結党の原点を見失った、有権者の期待を裏切る行為を絶対に許すことができません。一言でいえば「歌を忘れたカナリア」!もはやこの党に将来はない、そう判断しました。

(民主的で開かれた政党が原点)
 みんなの党は本来、「自由闊達で民主的な開かれた政党」であったはずです。しかし、今、この政党で起こっていることは、それとは真逆の「強権恐怖政治」、「独善」「独断専行」の政治と言っていいかもしれません。

 党内は鬱々として暗く、閉塞感に満ち溢れ、「言論の自由」も制約され、「政治活動の自由」にも介入される。私がこの夏、幹事長というポストをかけて断行した党改革、それでもこの党は変わらなかった。これではまともな政治はできません。

 ただ、臨時国会中は、国会議員の職責は「政策論議や法案審議だ」という思いで、これまで離党を踏みとどまってまいりました。「国会論戦の最中に政局に走ってはならない」と自らを戒めてもまいりました。しかし、その国会も閉会した以上、この党にこれ以上居続けることは国民の負託にも応えられない、有権者の期待をさらに裏切ることにもなる、そう結論を下しました。

 これからは、我々こそが「真正みんなの党」だという思いで、更なる「改革政党」をめざして、伸び伸びと前を向いて進む、今日をスタートに再出発を期してまいりたいと思います。そして、我々をはじめ、志を同じくする方々と新党結成の準備に入りたい。今からでも遅くはありません、今回、行動を共にできなかったみんなの党の皆さんも、是非、我々に続いていただきたいと思います。

 もう一度言います。「一強多弱」と言われる今の政治状況の中で、野党に求められる最大の使命は、圧倒的な数を誇る与党・自民党に擦り寄ることではなく、政治理念や基本政策の一致を前提に野党勢力を結集し、その自民党に対抗しうる、政権交代可能な一大勢力をつくっていくことなのです。

 そして、しがらみのない立場で、自民党では決してできない「既得権益を打破する改革」、すなわち「脱官僚・地域主権」「将来の原発ゼロ」「増税より景気回復優先」等でこの「国のかたち」を変えていく。それが我が党の原点なのです。そのための「触媒」となりうる新党を結成し、身を捨てる覚悟で、必要なら党の発展的解消も辞さず、真の改革勢力を結集していく。必ずや成し遂げる決意であります。

 皆様のご理解、ご支援を心からお願い申しあげます。

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