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江田けんじ 衆議院議員 神奈川8区選出(横浜市青葉区・緑区・都筑区)

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目指せ!平成維新 Vol.18 (7/1)

2011年7月 1日 メディア情報 | 新聞・雑誌 tag:

 こんどは自民党からの引き抜き劇ですか。まあ、政権末期というか、断末魔のあがきというか、もう「仁義なき戦い」になってきましたね。

 菅総理は、民主党の議員総会で、やっと「一定のめど」とは何ぞや?をはじめて自らの口で言いました。7月中旬にも国会に提出される予定の「第二次補正予算案」、赤字国債を約38兆円発行する「特例公債法案」、そして、菅総理ご執心の再生エネルギーを電力会社が「全量固定価格で買い取る法案」、この三点セットが国会で成立のあかつきには自分は辞めると明言したわけです。

 しかし、この発言に対してはさまざまな憶測が国会で飛び交っています。なぜなら、退陣の「条件」は明示されましたが、具体的な退陣「時期」については相変わらず明言されなかった。

 じゃあ、これら法案が通らなかったら菅さんは辞めないのか?一方で菅さんは「燃え尽きるまでやる」とも言っているわけですから、論理的にはそうなりますね。

 それに拍車をかけているのが冒頭の引き抜きですよ。浜田和幸さんなんて、失礼ながら国会議員だって知っている人は少ない。まだ1年生の参院議員で「復旧・復興に力を貸してほしい」なんて言われても適材は他にいっぱいいる。しかも、たった1人の引き抜きですよ。これが参院で与党系が過半数を占めるために必要な10人以上の引き抜きならまだわかります。裏では、亀井静香さんや昔「参院のドン」と言われた村上正邦さんが動いたとの報道もありますが、これでは、あえて自民党の神経を逆なでするための引き抜きなのかと疑ってしまいますよ。

 案の定、自民党は猛反発して、せっかく延長した国会も今週はまったく動かなくなってしまった。まさかこんなことがわからない菅さんでもないでしょう。ということは、あえて自民党の態度を硬化させ法案を国会で通らなくした。「条件」が成就しなければ総理に居座れる、いや、再生エネルギー法案が否決されたら「脱原発」を大義名分に解散総選挙に打って出る。そんな憶測も永田町では高まっています。

 そう言えば、会期延長を50日ではなく70日にしたのも、お盆明け解散で9月末選挙なら、被災地も選挙が可能になる・・・。

 まあ、そこまで考えての人事だとしたら、相当の策士ですよ、菅さんは。

デイリースポーツ 平成23年7月1日(金) 発売号抜粋.pdf

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