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江田けんじ 衆議院議員 神奈川8区選出(横浜市青葉区・緑区・都筑区)

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目指せ!平成維新 Vol.27(9/2)

2011年9月 2日 メディア情報 | 新聞・雑誌 tag:

 敗戦処理のピッチャーに2軍から野田佳彦さんが登板しましたね。ちょっと意外でしたが、それだけ党内に、「反小沢」と献金問題などスキャンダルを懸念する「非前原」が根強かったということでしょう。まあ、究極の消去法ってやつです。

 野田さんといえば、確かに人柄は良いのでしょう。でも、人柄だけで政治はできません。ましてや、今は国難の時。昔、自民党政権時代、「平時の羽田、乱世の小沢、大乱世の梶山」という言葉がありましたが、今は国難の大乱世の時代。強いリーダーシップで即断即決の政治が求められるのに、「中庸の政治」とか「調整型」と称される野田さんに務まるわけがない。

 おまけに、注目の党人事は、幹事長に親小沢の輿石氏、国対委員長に鳩山側近の平野氏がなった。「党内融和だ」「なかなかしたたかな人事だ」なんて評価している評論家もいますが、能天気すぎる。

 これで、党務は小沢支配下におかれ、政調会長は前原氏になったものの、彼は表の顔で、実際は「陰の選対本部」を務めたとされる財務省がとりしきる。野党時代の野田さんが、ハンマー投げの室伏選手の金メダルになぞらえて、当時の小泉首相を「丸投げのゴールドメダリスト」と揶揄したそうですが、この言葉をそのまま野田さんにお返ししたいですね。そう、あなたこそ「党務は小(沢)鳩(山)に丸投げ、政策は財務省に丸投げ」のWゴールドメダリストではないですかと。

 この野田政権のミッションはただ一つ。どんなに景気が悪くても、ひたすら「復興大増税」に突き進む。医療や年金の中身の改革はさておき、財源たる消費税だけは敢然と10%に上げる。「はじめに増税ありき」がミエミエの財務省主導で、国家破滅への道を歩むことになります。

 みんなの党はどうするって?こんな政権との連立・連携などありえません。これまで通り、法案、政策毎に、我々と考えが合うなら協力する、合わないなら、対案を出して国会でしっかり議論する、すなわち、是々非々で対応していくことになります。ただ、復旧・復興には引き続き協力していきますよ。

 いずれにせよ、衆議院で300人以上を占める民主党という政党が政権を握っている限り、この日本政治の機能不全、劣化は止まりません。政治を早期にリセットするためには、もう解散総選挙しかないんです。

デイリースポーツ 平成23年9月2日(金) 発売号抜粋.pdf

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