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目指せ!平成維新 Vol.30(9/23)

2011年9月24日 メディア情報 | 新聞・雑誌 tag:

 皆さん、古賀茂明っていう人、知っていますか?現役の改革派官僚として、最近、よくテレビでも見るでしょう。

 彼の著書「日本中枢の崩壊」や「官僚の責任」は、この種の本では異例の40万部を超える大ベストセラーになっています。「大阪維新の会」が、次期大阪府知事候補として出馬を打診したというニュースもありました。

 実は、彼は通産省(現経済産業省)で私の1年後輩なんです。若い時からよく知っていますが、彼はいつも沈着冷静、政策志向で官僚や政治家にありがちな生臭い所がないまじめな男でした。

 それが「公務員制度改革」という、今の日本に避けて通れない改革をやろうとしたら、役所の中で左遷された。もう1年半以上、「官房付」という閑職に幽閉されていたんですが、とうとう、今月で退職することになったんですね。

 彼の主張と変わらないマニフェストを掲げて政権交代した民主党政権が、こうした官僚を使いこなせない、排除しようとしていること自体が、民主党という政党のどうしようもなさを象徴していますね。彼が退職を決意したのは、枝野経産大臣から「彼の人事は事務方に任せてある」「辞めるならどうぞ」と言われたからだそうです。彼の人事権者は大臣なんですがねえ。

 財務官僚に魂を売り渡し、政権運営まで託した野田首相なぞ、彼の存在は歯牙にもかけていません。なぜなら、財務官僚の「虎の尾」を踏んだ古賀氏を登用することは、政権にとって「命とり」になるからです。

 そう、これが「民主党改革派」の正体なんですね。事業仕分けで凍結された埼玉県朝霞市の公務員住宅の着工も、古賀氏の首切りも、国政の中ではささやかなことかもしれませんが、この連中の「口先政治」、「政策より出世の階段を上る方が大事」といった体質をみごとに表しています。

 国会での代表質問で、江口克彦参院議員(みんなの党)は、財務官僚主導の増税路線を突っ走る野田首相に、松下幸之助翁がご存命なら「野田君、キミ、総理をやめたまえ、と眼光鋭く睨みつけながら言っただろう」とまで酷評しました。幸之助翁の「政治家の使命は、いかに税金を低く抑えるかにある」という教えに背くというわけです。

 まだ野田内閣に期待している皆さん、早く正体を見破ってくださいね。

デイリースポーツ 平成23年9月23日(金) 発売号抜粋.pdf

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