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目指せ!平成維新 Vol.50(2/24)【最終回】

2012年2月25日 メディア情報 | 新聞・雑誌 tag:

 この連載も今回でちょうど50回、その節目に終わることになりました。まさにこれから、国会は総選挙をにらんで激動の時を迎えます。それを実況中継したいのはやまやまですが、私もその当事者の一人ですから遠慮した方が良いでしょう。これまでのご愛読、本当にありがとうございました。

 さて、今、テレビを見ても、新聞を読んでも、「増税!増税!増税!」の大合唱です。まるで「消費税を10%に上げないとこの国が潰れてしまう」と言わんばかりのキャンペーンがあふれているのです。

 私も、将来にわたって絶対に増税してはいけない、と言うつもりはありません。しかし今、この国難の時に、デフレで経済が疲弊し国民が苦しんでいる時に、「増税」は「世界の非常識」と言うしかありません。また、国民に負担を求める前に、
まずは「隗より始めよ!」、議員や公務員が「我が身を切る改革」を断行すべきでしょう。ひとことで言えば「増税の前に
やるべきことがあるだろう!」ということです。

 そこで、この「財務省の増税マインドコントロール」を解くことを目的に、3月下旬、私は1冊の本を緊急出版することに
しました。この本は、これまで財務省やメディアが当たり前のように唱えてきた「常識」「通説」といわれるものが、実は、
日本だけで流されている「珍説・奇説」のたぐいであることを一つ一つ明らかにしています。

 そして、なぜ、そういうことになるのか。世界では非常識とされていることが、なぜ、日本では常識になるのか。その
背景、メカニズムには、この日本という国を、今でも実質上支配している「財務省」という存在があることを、橋本政権で「大蔵省改革」に取り組んだ当事者として、つまびらかにしています。読んでいただければ、日本の統治構造の本当の姿を知っていただくことができるはずです。

 また、私は、その橋本政権で、前回の「消費税増税(3%→5%)」の現場にも、総理側近として立ち会いました。その
当時と比べて、今回の民主党政権、財務省による「増税プロセス」が如何にずさんなものであることか!その義憤も含めて、この本を通じて、今の「増税論議」に一石が投じられれば、筆者としてこんなにうれしいことはありません。出版された時は手にとってみてくださいね。

 それでは、またお会いする日まで!さようなら。

デイリースポーツ 平成24年2月24日(金)発売号抜粋.pdf

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