江田けんじ 衆議院議員 神奈川8区選出(横浜市青葉区・緑区・都筑区)

　仙谷行政刷新相が事務次官ポストの廃止を言っているが、財務省と二人三脚の政権にできるわけがない。この発想は、元々我々「みんなの党」が議員立法で提案し、先の予算委員会でも鳩山首相に突きつけたものだ。
　それはそうだろう。最重要の仕事、天下りの斡旋は禁止され、重要政策の省内調整は政務三役に奪われ、事務次官会議もなくなり、記者会見も禁止された。今の事務次官にはやることがないのだ。これが民間なら即廃止だろう。
　だから、年収２千万程度の次官ポストは廃止し、その分を官邸の国家戦略スタッフや大臣補佐官として活用した方が良い。しかし、案の上、霞が関の抵抗はすさまじいから、鳩山首相は「事務方のトップとして役所をまとめる役割はある」と慎重な姿勢を示した。できないとわかっていることを大々的に報道するメディアもメディアだ。