江田けんじ 衆議院議員 神奈川8区選出(横浜市青葉区・緑区・都筑区)

　先週、民自公による復興基本法案が衆院を通過した。我々みんなの党は、参院に独自の基本法案を提出しているので、ここで本格的な議論をしていくことになる。

　みんなの党の法案のポイントは、①特会の剰余金等の活用による「増税なき復興」、②将来の地域主権型道州制をみすえた復興院の設立、③与野党協力の枠組み創設、等だ。

　これに対して民自公の案は、①「復興増税路線」の明確化、②中央集権、上から目線の復興、③与野党協力の枠組みなし。

　どちらが良いかは一目瞭然だと思うのだが、そうはいかないのが国会というところ。加えて民主党は、あろうことか、我々の法案を委員会で審議させないという暴挙に出た。こんな建設的な提案すら無視する。「与野党協力」とか「国会で十分審議」といった御託がいかに口先だけかが、この点からも明らかだろう。

　これから参院での議論で、我々の意見が入れられないようなら、反対せざるを得ない。