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「勝栄二郎内閣」と言われる野田内閣・・・一体何者か?

2011年9月14日  tag:

 勝栄二郎。知る人ぞ知る財務省の事務次官である。野田総理が戦った民主党代表選の「影の選対本部長」とも、組閣時の人事にも口を出したとも言われる。

 野田氏が財務副大臣、財務大臣と務めるうちに、財政とは何たるものかを、手とり足とり指南もしたという。野田内閣がメディアで「勝栄二郎内閣」と言われるゆえんだ。

 ちなみに、彼と私は因縁の仲である。海部・宮沢内閣の時、彼が大蔵省文書課の補佐として大蔵省の国会窓口、私が内閣副参事官(今の内閣総務官室)として官邸の国会窓口という関係で知り合った。

 当時、あまりに大蔵官僚が夕方から深夜まで接待に明け暮れ、総理の国会答弁の作成が未明になるので、私から彼に口頭で厳重注意したこともある。当時の大蔵省は、自分たちに答弁の協議を求めながら、平気で他省庁の官僚を待機させ、飲み食い、芸者遊びに興じていたのだ。このツケは後に、「○○しゃぶしゃぶ事件」に象徴される、一大過剰接待、大蔵疑獄事件に発展する。

 その後、中央省庁再編(橋本行革)時には、私が担当の総理秘書官、彼が大蔵省内の「行革潰し裏部隊長」(表向きの顔は為替管理課長)として、互いに神経戦を繰り広げた。当時、「大蔵改革なくして行革なし」と言われた、大蔵省から金融行政を分離する「財政と金融の分離」阻止に向けて、彼は裏でいろいろ画策していた。

 我々みんなの党が政権をとる時、彼が現役でいるか否かはわからないが、いずれにせよ、「内閣予算局」や理想の「公務員制度改革」をぶちあげる我々みんなの党と財務省とは、三度目の「最終戦争」をしなければならないだろう。

言っていることと実際やっていることが違う民主党政治を象徴するような演説・・・どこが「正心誠意」か!
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