江田けんじ 衆議院議員 神奈川8区選出(横浜市青葉区・緑区・都筑区)

　実はメルトダウンしていたという問題もしかり、スピーディーシステムによる放射能影響予測が首相に届いていなかった問題もしかり、菅さんの震災直後の原発乗り込みや東電怒鳴りこみの問題もしかり、まだまだ続く原発事故収拾へ役立てるためにも、事故の検証、特に初動の検証をしっかりやる必要がある。

　政府は、閣議決定で政府の中に委員会を設けるようだが、まったくお話にならない。身内のお手盛り評価で、どうして、首相の行動まで検証できようか。

　みんなの党は、国会に、政府から独立した委員会を設けるべきと主張している。自民党他他党とも連携して、議員立法という形で今国会に提出したい。

　イメージはスリーマイル事故の後すぐに立ち上がった米国の事故調査委員会。そこはダートマスの学長、数学者が座長で１２人の委員のうち原子力の専門家は１名のみだった。

　まさに今回の事故もそうだが、大きな原因の一つが、原発村の仲良しクラブ、馴れ合いの構図。米国の独立検察官のイメージで、原発村の人は入れない、専門家は多少入ってもいいが、それ以外の分野で見識のある方に検証して頂く、そういった方向で進めていきたいと思う。