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若い頃、電力会社の隠蔽体質を実体験・・・敦賀原発の事故隠し

2011年5月18日  tag:

 それは昭和56年春のことだった。私は、通産省に入省して2ポスト目。前にもふれたが資源エネルギー庁公益事業部計画課の総括係長という仕事をしていた。そこは電気事業、ガス事業という公益事業の総括課という位置付けだった。

 そこに日本原電の敦賀発電所での「事故隠し」事件が起こったのだ。ちなみに、日本原電といえば、あの与謝野大臣が就職した会社。恩師が中曽根大勲位ということもあり、原発推進、電力擁護の急先鋒であることは、このことからも自明であろう。

 私の仕事は、事故隠しを究明し、その報告書をまとめること。しかし、一週間徹夜して必死で報告書をまとめても、必ず月曜の朝刊で新事実が発覚。ほっとする暇もなくまた徹夜一週間。そうするとまた月曜朝刊に新事実。内部告発なのだが、ほとほと電力会社の「隠蔽体質」にはあきれ果てた覚えがある。

 この事件、今では話題にのぼることさえないが、当時は、連日トップでの報道。今の西山審議官のように、当時は、平田辰一郎原子力発電運転管理課長という人が一躍有名になった。彼は後に、一時、自民党の衆院議員をつとめる。

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