江田けんじ 衆議院議員 神奈川8区選出(横浜市青葉区・緑区・都筑区)

　いきなり品のない表現で申し訳ないが、そうとでも言わないと気がすまない。一体、どうしたら、こんな感覚で政治ができるのだろう？

　まだまだ、福島第一原発の事故検証もしていない。浜岡原発を菅さんが止めたのは良しとして、ならば、浜岡を止めた理由、安全基準で他の原発も総点検・検査すべきだろう。しかも、透明性あるプロセスを経て、しっかり結果を関係市町村はもちろん国民に説明する。国が最終的な責任を持つ。

　こうしたステップを踏んでこそ、定期検査中の原発の運転再開ができる。いや、それだけの努力をしてもダメだという立地市町村も出てくるだろう。

　それがこれだ。これでは、原発に比較的理解のある首長ですら「うん」とは言えないだろう。この感覚、この政治手法が信じられない。新潟県知事が「論評に値しない」と言ったのは至極当然のことだ。

　我々みんなの党は、福島第一原発の事故の教訓、浜岡を止めざるを得なかった判断に基づく新たな安全基準、ルールを明確に策定したうえ、すべての原発を総点検し、その結果を公表、必要があれば国会が政府にしかるべき措置をとるよう要請する権限を盛り込んだ法案を近々提出する。

　それにしても、政権の劣化、民主党政治の稚拙さ、ここに極まれり！、だ。