新規採用7割減は公務員労組配慮・・・頭でっかちのいびつな組織に
2012年3月 9日 tag:
岡田克也副総理が国家公務員の2013年度の新規採用を09年度比で平均約7割減らし、計2500人程度とするよう各府省に指示したという。11年度は4割近く減らしたことがあり、これを倍近く上回る削減率だ。
消費税増税への理解を得るためだろうが、これをやると、役所の組織が極めて「いびつ」なものになる。そうでなくても高給取りのロートル公務員ばかりとなり、「頭でっかち」の、新陳代謝のできない沈滞した組織となる。
現役の公務員労組へ気兼ねばかりして、そこに切りこめない代償が、こうした若くて清新な人材登用を妨げる。本末転倒とはこのことだ。「国家公務員の人件費2割カット」をやりたいなら、民間並みに、リストラ(人員整理)できる法整備と、能力実績主義により、ロートル公務員には給与を下げていくシステムを導入しないとだめだ。公務員労組依存の民主党政権が永久にできないことだろう。
Copyright(C) Kenji Eda All Rights Reserved.