首相の靖国参拝是か非か?・・・過去のブログから
2018年8月15日 tag:
私は、政治家というよりも、ひとりの日本人として、靖国神社には参拝しません。その理由は以下のとおりで、昔から変わりません。
ただし、これは個々人の「内心の自由」に係ることで、他人に私の考えを押しつけようとは思いません。しかし、国民の代表者たる総理大臣は別です。
(2005年~06年の「今週の直言」より抜粋)
「首相の靖国参拝是か非か?」。私の立場は元々はっきりしている。極東軍事裁判に問題があることも事実だから、あえて「A級戦犯」という言葉は使わない。中国や韓国に言われる筋合いでもない。
しかし、我々日本人自身が、自身の問題として、先の大戦を総括すべきなのだ。そして、300万人以上の同胞を死に至らしめ、一時我が国を国家存亡の危機に追いやった「戦争指導者」の責任は強く弾劾されるべきでろう。
そうした人たちが祀られた所に、国民の象徴たる天皇陛下が控えられているように、国民の代表者たる内閣総理大臣が参拝してはいけない。
もとより、戦没者への追悼・慰霊は、今、この時を生きる者としての、それにより平和を享受している者としての責務である。
靖国神社からの「戦争指導者」の分祀ができればいいが、それが叶わないのであれば、無名戦士の墓としての性格を持ち、内外の遺骨が埋葬され、特定の宗教にとらわれず、首相や閣僚も拝礼や慰霊に訪れている「千鳥ヶ淵墓苑」の拡充策が現実的ではないか。
「昭和天皇の大御心・・・A級戦犯合祀に不快感」(今週の直言/2006年7月24日) http://www.eda-k.net/column/week/2006/07/20060724.html
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