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江田けんじ 衆議院議員 神奈川8区選出(横浜市青葉区・緑区・都筑区)

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日々是好日

2012年7月23日  tag:

 米国(軍)と財務省と財界(電力会社)。「長い者には巻かれろ」というのが野田首相の政治信条らしいですね。政策で確たる考えを持っていない首相が、政権維持を図るための「生活の知恵」でしょう。

 「未亡人製造機」とまで称されるオスプレイが今日、岩国基地に陸揚げされます。時機をみて、普天間基地に配備される予定です。

 野田首相は「配備は米政府の方針であり、どうのこうの言う話ではない」と言ったと伝えられていますが、これが一番楽な身の処し方です。地位協定や安保条約の杓子定規な解釈・運用だけやっていれば済むのなら、首相や政治家は要りません。それが、それを超える政治的イシューだからこそ、外務官僚や防衛官僚ではなく、国民の代表者たる政治家、
首相の出番、存在意義があるのです。野田首相には、そういう認識が基本的にありません。というか、外交や安全保障に
経験がないので、その「相場観」すらわからないのでしょう。

 今回の場合は、このオスプレイを、あろうことか、あの住宅密集地の中にある普天間基地に配備することです。沖縄国際大での米軍ヘリ墜落事故を思い起こすまでもなく、万一、人身事故が起これば、日米安保体制は重大な危機にさらされるでしょう。日本の防衛だけでなく、米国のアジア太平洋戦略にも重大な支障が出る可能性が高い。

 だからこそ、野田首相はオバマ大統領に、そうした深刻な事態に陥ることへの認識が本当にあるのか、少なくとも沖縄の米軍基地全面閉鎖にまで追い込まれる(民衆の力を侮ってはいけない)、そうした覚悟まで決めて配備を強行しようとしているのか、日米が真の友人なら、そうした重大な懸念を伝えなければならない、と私は考えます。

※江田けんじの拙著「財務省のマインドコントロール」はこちら

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