キャッチボール
2009年5月31日 tag: キャッチボール
その私の親父は、以前「直言」(「親父の死・・・その背中を見て育つ」)でも書いたように、たたきあげの刑事で、やれ殺人だ窃盗だといって忙しく、幼い我々兄弟とほとんど一緒に遊んでくれたことがなかった。
ただ唯一、日曜の夕方、よく二人でキャッチボールをしたことが良き思い出だ。
男親と男の子は、米国では尚更そうだが、このキャッチボールでつながっていることが多い。ケビン・コスナー主演の映画「フィールド・オブ・ドリームズ」は、その意味で、「男(観客)が背中で泣いている」と評された。映画好きでない私が、ふと映画館に入ってみた映画。期待していなかったのに、見ている内にどんどん引き込まれていく感動。3度、同じ映画を映画館でみたのは(あとの2回は一人で)、後にも先にも、この映画だけだ。
今は一人の親父として、今後、龍(7歳7ヶ月)と翔(4歳1ヶ月)と、どういう絆が築けるのだろうか。
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