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江田けんじ 衆議院議員 神奈川8区選出(横浜市青葉区・緑区・都筑区)

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責任をとらない政治家の姿に・・・予算委論戦から

2010年2月15日  tag: , , ,

 2月8日と12日、二回にわたって予算委の質問に立った。本当は「政策論」を大いにやりたかったが、そして、その「ネタ」は十分に用意はしていたが、時間が短すぎる(20分と15分)ということと、そうは言ってもやはり看過できないということで、「政治とカネ」の問題も取りあげた。

 ただ、国会は司法の場ではなく、捜査権限もないのだから、仔細にカネの流れや事実関係を問いただしても仕方がない、国会は、刑事(法的)責任ではなく、政治的道義的責任を追及する場だと考え、件の政治資金規正法違反の問題ではなく、政治家の「金銭感覚」「倫理観」「ゼネコン利権体質」等を突いた。

 まず、私が指摘したのは、我々と同じように、「国民の手に政治を取り戻す」と訴え政権交代を果たし、本来なら国民目線で「国民の常識」が通用する政治を遂行すべき民主党政権が、その原点と今、いかに乖離しているかを質した。

 すなわち、総理や幹事長という大物政治家とはいえ、一政治家の一政治資金団体をめぐって、やれ4億円だ、12億7千万円だ、虚偽記載総計21億円だという、国民にとっては途方のないお金が飛び交っているというだけで国民的には「アウト」だということだ。そして月々1500万円ものカネを母親から貰っても「知らないですむ」ような金銭感覚の人に、本当に庶民の生活の苦しさがわかるのか、そんな政治家に「国民の生活が第一」と言われても心に響かない、というのが国民の率直な捉え方ではないのだろうか。

 加えて、小沢氏についていえば、国会やメディアは、例の4億円の不記載や闇献金の有無等ばかりを取り上げているが、実は、もっと深刻な問題は、小沢事務所が、東北の建設談合に深く関わってきたという事実の方ではないか。私がわざわざ、昨年立件された西松事件での検察の冒頭陳述を委員会で読みあげたのも、そこに克明に小沢事務所の土建利権体質、利益誘導政治の実態が描写されているからだ。

 私も常に100%検察が言っていることが正しいとは思わない。しかし、一方、この陳述がすべて誤りとも思えないのだ。こうした小沢事務所の談合への「天の声」については、既におびただしい報道があるし、東北談合を仕切っていた、あるいは参加していたゼネコン及び下請業者の証言も多い。それによれば、これは関係者なら誰でも知っている「公然の秘密」で、「小学生でも知っている」ことのようだ。

 こうした体質を持つ政治家を、本来、クリーンでオープンな、およそ土建利権政治とは無縁な民主党の幹事長として続投させて良いのか、法律上適法・違法の問題以前に、そもそもふさわしくないのではないか、と鳩山首相には申し上げた。しかし、その答えは、中継録画をご覧になってもわかるように「四の五の」、引き続き「頑張ってもらう」というものだった。

 国民にとっては、政治家が「責任がある」と口では言いながら何も行動しない、野党のときには「格好いいこと」「立派なこと」をのたまいながら、いざ、攻守ところを変え、自分に火の粉がかかってきたら、過去の前言を翻しても平気な顔をしている。自分の秘書が、自分の政治活動に関して二人も三人も逮捕起訴されているのに、ポストの返上もしなければ当然のごとく議員辞職もしない。こうした政治家の姿をみて、「失望」というか「あきれ果て」ているのだ。

 民主党にとってこんな不幸なことはない。自業自得とはいえ、せっかく政権交代したのに、その時のツートップが、これほどまでにスキャンダルを抱えた「大金持ち」だったとは。民主党の大部分の政治家は、私・江田けんじほどとは言わないが、貧乏政治家で日々カツカツの政治活動をしているではないか。極めて例外的な政治家二人が民主党をこれほどまでに貶めている。

 予算委の最後に、多少皮肉を込めながらも本心で鳩山首相に申し上げた。「96年に鳩山さんと菅さんが志高く立ち上げた旧民主党の原点、DNAに是非立ち返ってほしい。それが国民の期待だ」。

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