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江田けんじ 衆議院議員 神奈川8区選出(横浜市青葉区・緑区)

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真山勇一さん。泡沫からの奇跡の勝利・・・参院選神奈川選挙区

2016年7月16日  tag:

 正直、真山さんを神奈川選挙区で擁立した時、本当に当選するかどうか、自信はまったくなかった。出遅れが響き、実際、活動を開始したのは五月の連休明け、たった二か月間の選挙戦だった。

 ただ、政権をねらおうかという政党が、4人区で一人しか候補者を擁立できないようではお話にならない、そんな「守り」の選挙戦では情けなすぎる、党勢拡大のため、民進党は、北海道、千葉といった3人区ですら二人擁立しているのだから、神奈川で二人擁立は当然だ、という気持ちだった。

 この間、「江田が真山氏を擁立したのは、維新系の勢力を拡大しようとする意図」だとか、「旧民主党県連が一人のみ擁立を決定していたのに共倒れになったら責任問題だ」とか散々批判されたが、この方針は、旧民主、維新合流時からの、岡田代表はじめ党本部の方針だった。
 
 ただ、真山さんは調布の人で神奈川に基盤はまったくない。連合(労組)はもう一人の候補、金子洋一氏の応援一本で組織的支援は一切受けられない。真山さんは「無党派ねらい」で組織戦の金子氏とすみわけ、といったら聞こえはいいが、それは矢や鉄砲を持っている相手に徒手空拳で戦いを挑むようなものだった。

 また、真山さんは前回は比例復活、それも当選議員の辞職に伴う繰り上げ当選で、キャスターとしての知名度があるといっても、6年前の、より知名度があった前回の得票でも、わずか36,599票だった。そして、お年も72歳、決して「選挙」というものを十分ご存知でもなかった。

 そうした「ないないづくし」からのスタート。民進党の5/22時点での調査では2.4%、5位に大きく引き離されての6位だった。このままでは公認取消しも考えられる数字だった。

 それがどうだろう。6/12調査で5.4%、6/25で7.9%、投票日一週間前で9.9%と、やればやるほど、グングン伸びていったのだ。そして、最終的には14.2%(582,127票)で見事三位当選を果たした。某期日前出口調査では、後半一週間は二位にまで上がっていた。

 もちろん、本人の頑張りが一番だろう。選挙では特にそうだ。年齢にもかかわらず、スキーで日ごろ鍛えた足腰で駅頭、街頭では「ピョンピョン」飛び跳ねて有権者と握手、スキンシップを繰り返した。最初、「大丈夫か?」と思った演説もみるみるとうまくなった。

 しかし、やはり、笠選対本部長はじめ地方議員等で構成する選対の戦術、「あのテレビで見たことのあるキャスターが、この目の前にいる真山だ」という、その回路を一つ一つつなげていく戦術が当たった。短期の選挙戦ではそれしかなかった。「元ニュースキャスター」というのぼりを街頭では10本以上立て、たすきも選挙前は「元ニュースキャスター」、ポスターも「元ニュースキャスター」「思いっきり!」だった。

 そして、日増しに、市民、ボランティアの輪も広がっていった。私も代表代行として全国15府県を飛び回る選挙戦だったが、その合間に、真山さんとは別動隊で街宣車に飛び乗り、マイクを握って、神奈川主要都市を駆け巡った。

 「選挙」は理屈ではない。ましてや、党幹部の10分程度の、来たという言い訳程度の応援演説でもない。それは、有権者一人ひとりとのスキンシップだ。どこそこで握手した、演説を聞いた、見た、うちのポストに名刺がいれてあった等々。これは選挙をやったことのない学者や評論家には絶対にわからない「感覚」だろう。

 と言いながら、あらためてこの「奇跡」は「うたかたの夢」ではなかったかと思う、今日この頃ではある。

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