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「大蔵接待汚職事件」の責任のとり方・・・今回は如何に?

2018年3月18日  tag:

 #森友文書改ざん 問題の関連で、20年前の「大蔵接待汚職事件」への言及も多くなってきました。別名「○‐○○しゃぶしゃぶ事件」として有名になった事件でもあります。

 当時、私はその渦中(総理秘書官)にいて、この不祥事への対応に追われていましたが、100人以上の職員を処分したものの、結局、キャリア官僚の逮捕は証券局課長補佐一人だけ。ノンキャリアの職員は3人でした。

 そして、その背後にいた「巨悪」、局長、審議官等の幹部クラス(将来の事務次官と目された官僚)の面々は、続々辞表を出すことで刑事責任を免れたのです。

 そう、「小悪」を「人身御供」にする、究極の「トカゲの尻尾切り」でした(その裏事情についてはまだ多くを語れません)。今回はそれにとどめては、絶対にいけません。大阪地検特捜部の奮闘を大いに期待するものです。

 ちなみにこの時は、三塚大蔵大臣と当時の事務次官が引責辞任しています。当初。大蔵省は、たかだか減給3か月の甘い処分案を持ってきたのですが、総理が許さず、三塚大臣辞職後の大蔵大臣を総理が兼務して、その人事権をもとに次官を辞職に追い込んだのです。

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