江田けんじ 衆議院議員 神奈川8区選出(横浜市青葉区・緑区・都筑区)

本件（「自民5派閥の団体 約4000万収入不記載で告発 特捜部が任意聴取」NHK_NEWS）は、この臨時国会に入ってから永田町で噂されていたことが顕在化したものです。「近々、自民党を大疑獄が襲う」

　この問題が深刻なのは、こうした「闇献金」「裏ガネ捻出」という手法が、自民党全体で常態化していたのではないかという疑惑があるからです。

　現在、検察は各派閥の会計事務責任者等を聴取しているようですが、これが事実であれば、ことは事務担当者にとどまらず、派閥の幹部クラスに捜査の手が及ぶことです。

　そもそも、なぜそんなことをやるかと言えば、派閥幹部が所属議員に選挙時等に「裏金」を渡すため等の目的だろうからです。そのための会計操作を事務担当者しか知らなかったという言い訳は到底通用しないでしょう。

　その前例としては、昔、日歯連の「一億円闇献金事件」があり、当時の派閥の幹部が有罪となりましたし、最近では、薗浦健太郎氏のパーティー収入の過少申告で議員辞職、公民権停止３年間となりました。

　検察がどこまで本気でやるのか。選挙時に陣中見舞いと称して配下の地方議員にお金を配る慣行も含め、自民党にそうした悪しき慣習があるなら、徹底的にメスを入れてもらいたいものです。