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江田けんじ 衆議院議員 神奈川8区選出(横浜市青葉区・緑区・都筑区)

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第三極、政策で共通の旗印を!・・・「野合」はだめだ!

2012年11月12日  tag:

 今、第三極の動きが加速している。それに連れて、日本維新の会との関係や、近々、立ち上げると言われている石原新党との連携はどうかとか、相変わらず、永田町やメディアでは、誰と誰が組むだとか、どことどこが連携するだとか、
そういったことばかりが、取り沙汰されている。

 しかし、何度も申し上げるが、みんなの党は、「アジェンダの党」を標榜してきた以上、「政治理念」や「基本政策」で一致しない政党、政治集団と組むことはない。そこでブレれば、みんなの党も一巻の終わりだ。

 その意味では、先週も、維新の会と二回目の政策協議を行ったが、消費税、原発、地域主権、TPPを含む成長戦略等
8項目について、もっと深い議論を行い、合意していこうということになった。期限は11月末までだ。

 維新の会とみんなは、年明け以降、いろいろなレベル、機会に、こうした政策の すり合わせを行ってきた、お互いの
ブレーンが重なっていることも報道されているとおりだ。こうした「下地」があってもなお、基本政策の方向性が合致して
いるのになお、こうして、党対党として、さらなる政策協議を行っているということは、それだけ、維新の会もみんなも「政策
重視」ということの証左だと、ご理解いただければと思う。

 こうした基本政策について「幅広く深い議論」で合意したということは、それだけ他の第三極との関係でハードルを高く
したということも意味する。「歳入庁の設置」や「TPP参加」を特に今回合意したことは、これに乗れない第三極とは組ま
ないということの意思表明だ。

 要は、「人生いろいろ、第三極もいろいろ」、何が何でも数がほしいだけの糾合をしていけば、即「野合」との大批判を、マスコミや国民から受けるのは必定だろう。

 石原新党との関係も同じだ。先週末、渡辺代表と石原氏との会談が行われたが、人生の大先輩、政治の大先輩には敬意を表すべきとの立場から、礼を尽くして応対した。再三再四、こうした重鎮から「連携しよう」とラブコールを送られたら、それをまったくムゲにもできないだろう。多少のリップサービスぐらいはするというものだ。

 しかし、それと、国政政党として組むかどうかとは別の話だ。あくまで、国政レベルでは「基本政策の合致」が前提と
なる。そういう意味では、即、国政で「じゃあ、一緒にやりましょう」とはならず、とりあえず、地方レベルの都知事選で、
事実上の後継者たる猪瀬氏を共同で推せるかどうか検討しましょう、ということになったわけだ。このトップ会談について
マスコミは色々書くだろうが、それ以上でもそれ以下でもない。

 いずれにせよ、我がみんなの党は、日本維新の会との合意ができれば、その「共通政策」を旗印に、次期総選挙で
国民に信を問うていきたいと思う。逆に言えば、合意できなければ、別々に戦うしかないということだ。

「数字の辻褄合わせ」増税は破綻を招く⑧・・・月刊誌「Voice」九月号(PHP研究所)より
「予算執行抑制で実害・・・財務省「言いなり政治」の象徴(上)」