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江田けんじ 衆議院議員 神奈川8区選出(横浜市青葉区・緑区・都筑区)

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3回目の党大会を開催・・・2013年の運動方針を決定

2013年2月 4日  tag:

 1月27日、みんなの党は3回目の党大会を開いた。年々、所属議員数が増え、特に今回は、先の衆院選で躍進した後だけに、その盛況ぶりには感慨深いものがあった。

 私は幹事長として、今年の運動方針を説明し採択された。内容は以下のとおりである。

 まず、昨年末の総選挙で、参議院で否決されても衆議院再可決が可能となる325議席を有する巨大与党が出現し、安倍晋三政権が誕生した。この自公政権に対しては、みんなの党は、常に国家・国民の立場にたって、法案や政策ごとに是々非々で対応し、その数をたのんだ暴走にはしっかりと歯止めをかけていく。

 また、結党宣言にもあるとおり、さらなる「政界(政党)再編」を通じ、政治理念や基本政策を一致させた「真の政党政治」を実現することで、この国の政治をスピード感をもって前に進めていかなければならない。それにより、我が国を覆う閉塞感を打破し、国民の手に政治を取り戻す。政治を一新(リセット)し、「増税より成長」「脱官僚・地域主権」「将来の原発ゼロ」で、この「国のかたち」を変えていくことが必要不可欠だ。

 その意味で、今年は我が党にとって「天王山の戦い」を迎える。この夏の参議院議員選挙とその前哨戦たる東京都議会議員選挙だ。幸い、先の衆議院議員選挙では18議席/525万票をいただいた。これに加え、参議院の11議席、300議席以上の地方議員、これらの基盤を礎に、是非とも大きく飛躍し、国会でキャスティングボートを握ることで、我が党の「アジェンダ」(政策課題)を実現していく決意である。

 このため、下記の方針に基づき、議員立法や政務調査、質疑等の議会活動はもとより、市井に出て全国で草の根運動を展開すること等により党の基盤を確立し、我が党に対する国民の理解と支援の輪を広げていくこととする。

1.来るべき参議院議員選挙では、自民、公明両党での過半数を阻止することを目標とする。このため、参議院議員選挙の候補者擁立作業を加速する。党所属の国会議員、地方議員等は、有為な人材の発掘を精力的に進める。

2.日本維新の会など他の政党・会派等との選挙協力は、政治理念や基本政策の一致を前提とする。その上で、参議院議員選挙では、1.の目標を達成するため、1人区~3人区の選挙区を中心に候補者調整を進める。東京都議会議員選挙においても同様とする。

3.議会では、法案や政策ごとに「クロス連合」、すなわち、考え方を同じくする政党・会派等と、組む相手を臨機応変に変えて連携し、みんなの党が訴えてきた「アジェンダ」(政策課題)を実現していく。

4.「選挙制度改革」「一票の格差ゼロ」「大幅な定数削減」を三位一体で実現(全国集計の比例 代表制の導入等)するため、政党間協議を精力的に進める。

5.真の景気回復を実現し、経済を持続的な成長路線にのせていくことを最優先に、安倍政権の経済・金融政策を厳しくチェックするとともに、我が党の政策を積極的に提言していく。「増税の前にやるべきことがあるだろう!」という結党の原点に立って、消費税の増税は凍結し、国会議員や公務員が「我が身を切る改革」を断行する。

 いずれにせよ、今年は我が党にとって、その存続をかけた戦いになる。また、参院選の結果次第では大きな決断をしなければならないこともあるだろう。気を引き締めて、日々、政治に精進したい。

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