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江田けんじ 衆議院議員 神奈川8区選出(横浜市青葉区・緑区・都筑区)

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痛烈な国民のしっぺ返し・・・都議選は自民惨敗、民進埋没、都民ファ歴史的大勝利

2017年7月 9日  tag:

 都議選が終わりましたね。その結果は、まさに「民意の恐ろしさ」というものを痛感させられるものでした。小池知事率いる都民ファーストの地滑り的な圧勝と自民党の歴史的な惨敗、そして我が民進党の埋没と敗北。

 自民党惨敗の理由は明らかですね。おごり高ぶる安倍首相、自民党への国民の怒りが爆発したということでしょう。森友・加計問題にみられる「権力の私物化」(安倍さんとお友達なら甘い汁が吸えるのか!利権にあずかれるのか!)、度重なる閣僚の失言や引責辞任、「魔の二回生」(2012年初当選組)と言われる安倍チルドレンのスキャンダルの続出等々。

 特に都議選最中に起こった豊田真由子議員の暴言・暴力沙汰事件、稲田防衛大臣の「自衛隊の政治利用発言」が大きかったですね。そして、口先では「反省」「丁寧に説明」と言いながら、その「説明責任」を果たさないまま逃げまくる安倍首相、お気に入りだからといって稲田大臣をかばう姿勢も論外だった。

 先月、私はこのコラムで「第一次安倍政権は『お友達内閣』で潰れました。この第二次内閣は『お友達利権(甘い汁)内閣』で潰れるかもしれません」と書きました。それがいよいよ現実味を帯びてきたということでしょう。

 しかし、一番猛省しなければならないのは民進党ですね。こうした国民の怒り、自民党批判票の受け皿足りえなかったわけですから。都議選前、小池旋風にあやかろうと民進党から続々離党者が出た。そんな政党を都民は信頼しませんからね。ただ、根本には国政政党たる民進党に国民の信頼が戻っていないことがある。

 私は今、地方組織担当の代表代行として全国を回っていますが、民進党結成から一年以上経っても中々そのカラーが見えない、自民党との違いがわからない等々のご批判をいただきます。そこをはっきりさせなければならない。

 まず、「理念」「立ち位置」の違いがあります。自民党は「業界」「企業」「経営者」側に立つ政党、民進党は「生活者」「消費者」「働く者」の側に立つ政党です。また、自民党は「保守」、日本の「伝統的な価値観」を重視する政党ですが、民進党はそれを否定はしないものの「多様な生き方や価値観」も許容する政党です。その意味で「リベラル(自由)」。米国に「共和党」と「民主党」、英国に「保守党」と「労働党」があるように、国際的にみても普遍的な二大政党のかたちなのです。

 その上で安倍自民党との違いがわかる政策を出していく。この秋には「原発ゼロ法案」の骨格や、国民が一番関心の高い社会保障の具体策も財源付きで出していく。スキャンダル追及だけでなく、こうした前向きな骨太の政策を出していくことで国民の信頼を得ていくしかないでしょう。

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