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江田けんじ 衆議院議員 神奈川8区選出(横浜市青葉区・緑区・都筑区)

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本当の意味で国民を守る選択を

2023年3月11日  tag:

 東日本大震災から12年。
 あらためて犠牲となられた方々とそのご家族に心から哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
 今、一番心配なのが、この「大震災の風化」です。あれだけ悲惨な体験をした日本が、一時は東日本全体が死滅する危機もあった原発事故が、時の経過とともに風化しつつあるのではないでしょうか。
 その象徴が自公政権の「原発活用」です。たしかにウクライナ危機も相俟って燃料高騰、電気料金が上がっているのは事実でしょう。しかし、それは今の政府が補助金を出して価格を抑制しているように「お金で解決できる問題」です。
 しかし、同じくウクライナ危機にみられるように、攻撃の対象になるのが原発であることも紛れもない事実です。現に北朝鮮のミサイルは日本にある原発に照準を合わせているのです。北朝鮮が核弾頭の開発をしているか否かにかかわらず、通常ミサイルが原発に命中すれば核爆弾を落としたと同じような甚大な被害が及ぶのです。
 火山国、地震国、津波国の日本において、この問題で他国と同じような議論はできません。どうして政権与党は、「ゆでがえる」のように原発という既存技術に頼るのでしょうか。どうして原発には頼らず再生エネルギー立国を目指そうという「厚い壁」を自ら打ち立て、そこを技術革新でブレイクスルーしようという気概がないのでしょうか。大企業の経営者も同じです。
 成熟国家になり、今や「衰退国家」化する危機にある日本。石油ショックを契機に「世界一の省エネ国家」になった時のような「気概」が、今の日本に一番求められているような気がしてなりません。もはや「世界一の省エネ国家」も遠い昔の話になってしまいましたが。

岸田首相、もう一人忘れていないでしょうか?
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