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予算委論戦②(2/5)加計孝太郎氏の証人喚問を!・・・安倍首相は知らなかった?あり得ない!

2018年2月 8日  tag:

 次は加計問題です。

 この私の予算委質疑で、15年4月2日に、急遽、当初予定になかった柳瀬総理秘書官と今治関係者(課長と課長補佐)の面談が官邸でセットされたことを明らかにしました。そこには何と加計学園関係者3人も同席していたのです。

 そして、その5日後の4月7日、安倍首相が加計孝太郎氏と会食していたことも明らかに。私の秘書官経験から言っても、総理秘書菅が「腹心の友」案件で関係者と会って、その直後、その腹心に総理が会う時に、事前にそれを耳打ちしないことなどあり得ません。しなかったのなら職務懈怠、秘書官失格でしょう。

 なぜこれを問題視するかというと、総理が本件を知ったのは、昨年1月20日(獣医学部認可日)だと強弁しているからです。なぜ首相がそんな答弁をしたかと言うと、それまでは知らなかったのだから自分は関与もしようがないと言いたいわけです。だからここをまず崩す必要がある。

 加えて、当時の馳浩文科大臣も昨夏「知っていた」と民放番組で告白しました。前川事務次官も、内閣審議官(「官邸の最高レベル」発言)も、総理補佐官(「総理は自分で言えないから私が言う」発言)も、総理秘書官も「知っていて」、どうして腹心の友である安倍首相だけが知らなかったのでしょうか!あり得ません!!

 総理の発言が事実なら、15年4月2日に柳瀬秘書官が知ってから、17年1月20日に総理が知るまでの間、総理と秘書官の間で一切「加計」の「か」の字も出なかったことになります。総理秘書官は予算委でも言いましたが、毎日夕には必ず総理と翌日の日程調整会議をします。昼食も頻繁に官邸内で一緒にとります。そこでは「雑事」も含めて総理と秘書官で情報共有をするのです。

 それにしても柳瀬秘書官も可哀そうです。私の通産省時代の後輩ですが「真面目で嘘のつけない男」。昨年夏の参考人質疑で「記憶にない12連発」と揶揄されていますが、「会った」といえば役人生命が終わるし、「会ってない」と言えばウソになる。そう言うしかなかったのが実情でしょう。彼の表情を見ればわかります。

 この問題も、ここまで前川証言とそれに裏打ちされた資料が文科省から出ています。そして、またまた経産省出向の藤原内閣審議官が大活躍しています。今の官邸は「経産官邸」と言われているように、秘書官や補佐官等に経産省出身が多い。この「経産チーム」の連携プレーと言われてもしょうがないでしょう。

 いずれにせよ、本件も、ここまで問題が大きくなりながら、公で何も発言していない加計孝太郎氏の証人喚問が不可欠です。

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